犬種ごとの体長と体高|国の解説書の表でトイ・プードルは平均27cmと26cm

環境省の解説書にある参考の表では、トイ・プードルの体長の平均は27cm、体高の平均は26cmでした。表の平均は、国際畜犬連盟とアメリカ・ケンネルクラブ(AKC)の上限値と下限値から出した数です。

犬のケージの大きさを考えるとき、犬種ごとの体の大きさの目安はあるのか。環境省の動物取扱業者向けの解説書には、代表的な品種の体長・体高の表が「参考」として載っています。表の体長は、AKCの資料にある体高に対する体長の割合から出した数でした。今回は、表の67の犬種の一部を並べ、数の出し方を確かめました。

先に: 業者に向けた解説書の、参考の表

この表が載っているのは、ペットの販売や保管などを業として行う動物取扱業者に向けた基準の解説書です。この記事は、業者向けの解説書の表と、その数の出し方を並べるところまでです。家庭で飼う人に向けた国の告示には、ケージの広さの数が無いことを、家で飼う犬猫のケージの広さに国の基準はあるかの記事にまとめています。

解説書は、表を載せる前に、飼う個体の体長・体高を確かめてケージを準備することが必要だと書き、品種の表は「参考として」載せる、と添えています。体長は胸骨端から坐骨端までの長さ、体高は地面からき甲部(肩甲骨の上端部)までの垂直距離です。

表の数の出し方: 上限と下限から

図表7の下には、数の出どころが書かれています。

(出所)国際畜犬連盟、アメリカ・ケンネルクラブ(AKC)の情報を参考に、上限値と下限値から平均の体長・体高を算出(小数点以下四捨五入)。なお、体長は、AKCによる犬種ごとのデータのうち、体高に対する体長の割合をもとに、比率から算出したもの。

平均は、2つの団体の上限値と下限値から出した数で、小数点以下は四捨五入です。体長については、体高に対する体長の割合から出した、と書かれていました。表には、平均のほかに、国際畜犬連盟とAKCそれぞれの体長・体高の幅も並んでいます。

小型から大型まで: 11の犬種

表の67の犬種から、当サイトが小型から大型まで11を選んで並べます。表の数は、当サイトがPDFの版面を目で見て読み取ったものです。

犬種体長の平均(cm)体高の平均(cm)
チワワ1717
ポメラニアン1717
ミニチュア(カニーヘン)・ダックスフンド2514
マルチーズ2121
トイ・プードル2726
シー・ズー2826
フレンチ・ブルドッグ3130
ミニチュア・シュナウザー3333
柴4238
ラブラドール・レトリーバー6057
ゴールデン・レトリーバー6257

トイ・プードルの行には、国際畜犬連盟の体長25〜29cm・体高24〜28cmが並び、AKCの欄には数がありませんでした。

プードルは4つの行、ダックスフンドは2つの行

プードルは、大きさで4つの行に分かれていました。トイ・プードル(体高の平均26cm)、ミニチュア・プードル(32cm)、ミディアム・プードル(39cm)、スタンダード・プードル(53cm)です。体長の平均が書かれているのはトイ・プードルだけで、ほかの3つの行は体長の平均の欄に数がありませんでした。

ダックスフンドは、ミニチュア(カニーヘン)・ダックスフンド(体長の平均25cm・体高の平均14cm)と、スタンダード・ダックスフンド(38cmと22cm)の2つの行です。同じ名前でも、行が違えば数が違う書き方でした。

ヨークシャー・テリアやパグ、ビーグルのように、体長の平均の欄に数が無い犬種もあります。

表の数は「参考」: 基準は1頭ずつ測った数から

測った数に掛ける倍率は、省令に書かれています。犬の寝床のケージ(運動スペース分離型)なら、縦が体長の2倍以上、横が体長の1.5倍以上、高さが体高の2倍以上です。くわしくは犬と猫のケージの広さの基準の記事にまとめています。

基準の数を出すもとは、表の平均ではなく、飼う1頭の体長・体高です。表の平均は、2つの団体の幅から出した数でした。

67・11・4・2は当サイトが表から数えた数で、17〜62の平均と25〜29・24〜28の幅は表に書かれている数です。

ケージを選ぶ前に確かめる3つ

解説書の書き方を、ケージを選ぶ前の順に並べると、確かめることは3つです。

  1. 飼う犬の体長を測る。胸骨端から坐骨端まで
  2. 体高を測る。地面から、き甲部(肩甲骨の上端部)まで
  3. 測った数を、省令の倍率と並べる。寝床のケージなら、縦 体長の2倍・横 1.5倍・高さ 体高の2倍

測った体長と体高を入れて確かめる

犬か猫かを選び、体長・体高とケージの内側を入れると、環境省の省令にある2つの線と、辺ごとに並べて出すツールを置いています。ツールの画面は品種ごとの目安の数を並べておらず、測れない時は解説書の図表7・8を見るよう案内しています。

犬猫のケージの広さを、体長と体高で測る →

読み取れなかったこと

上限値と下限値から平均をどう出したかは、書かれていません。2つの団体の幅がどちらもある犬種で、どの数を使ったかは分かりませんでした。

表に載っていない犬種の体長・体高も、解説書には書かれていません。載っているのは67の犬種です。

この記事が扱っていないこと

  1. 家庭での飼い方の良し悪しは決めません。ここにある数は、業者に向けた解説書の参考の表です
  2. 犬種ごとのケージの大きさは計算しません。基準は1頭ずつ測った数から出すためです
  3. ケージやサークルの製品は比べません

この情報が、どこから来ているか

出典: 環境省「動物取扱業における犬猫の飼養管理基準の解釈と運用指針~守るべき基準のポイント~」の「3 基準の解説」のうち「1.飼養施設の管理、飼養施設に備える設備の構造及び規模並びに当該設備の管理に関する事項」(PDF)と、「第一種動物取扱業者及び第二種動物取扱業者が取り扱う動物の管理の方法等の基準を定める省令」(令和三年環境省令第七号・e-Gov 法令検索)。2026年10月7日に取得して読みました。

この記事は、上の資料をもとに、カルットが要約して作成しました。引用の部分は資料の文のままです。