犬が電源コードをかむ|NITEはプラグを抜いて行動範囲の外へと書く
NITE(製品評価技術基盤機構)の製品安全情報マガジンは、電気製品を使わない時や外出時はプラグを抜いて、ペットの行動範囲の外に保管するよう書いていました。理由として挙がっているのは、犬が電源コードやバッテリーをかんでショートさせることです。
子犬のうちは、床を這う電源コードや、充電中の機器をかじることがあります。何をしておけばよいのかを知りたくて、NITE の製品安全情報マガジン Vol.450(2024年4月9日号「ペットによる事故」)を読みました。この記事では、電気製品をかむ段と、それに続く排尿の段を読みます。こんろとケージの段は、ここでは扱いません。
事例: 床で充電していたモバイルWi-Fiルーター
頁の事例の1つは、モバイルWi-Fiルーターが発火し、製品と床が焦げた、というものです。室内で飼っていた犬が、床の上で充電されていたルーターにかみつき、製品を変形させたためにショートした、と推定されています。
バッテリーについても1文がありました。
バッテリーには局所的な力が加わったことを示すへこみが認められました。
かまれたのはコードではなく本体で、壊れたのは中のバッテリーでした。電源コードだけを隠しても、充電中の本体が床にあれば同じことが起こりうる、というのは当サイトが事例を読んだうえでの考えで、頁がそう書いているわけではありません。
ポイント: 使わない時はプラグを抜いて、行動範囲の外へ
頁は事故を防ぐためのポイントを5つ挙げています。電気製品をかむことにかかわるのは、次の1つでした。
電気製品を使用しない時はプラグを抜いて、ペットの行動範囲外に保管する。
説明の文は2つです。
ペット(特に犬)は、電源コードやバッテリーをかんで、ショートさせることがあります。電気製品を使用しない時や外出時はプラグを抜いて、ペットの行動範囲の外に保管しましょう。
見出しは「使用しない時」ですが、説明では「外出時」が足されています。使っている最中の電気製品のコードをどう守るか(カバーで覆う、家具の裏に通す、など)は、この段には書かれていません。
件数の段では、かむ事故は「も」の扱い
頁によると、2013年度から2022年度までの10年間に NITE に通知された製品事故情報のうち、ペットによる事故は61件でした。この数は、被害のなかったヒヤリハットの情報と、ペットの関わりが疑われるものも含んだ数です。
件数の段では、外出中にこんろの操作ボタンやスイッチを押した事故が多いと書かれ、そのうえで、電気製品への排尿や電源コードをかむことによる事故も起きている、という書き方でした。かむ事故が61件のうち何件かは、書かれていません。
隣のポイントは、排尿の場所
同じ5つのうち、電気製品にかかわるもう1つは、置き場所の話です。
ペットが好む排尿場所付近に電気製品を置かない。
尿によるトラッキング現象で電気製品の火災事故が起きている、と説明されています。事例として載っているのは、猫がプリンターに尿をかけ、内部の電気部品でトラッキング現象が起きて発火したと推定されるものでした。この段の最後には、猫についての1文があります。
特に猫は、高い位置にある製品でも飛び乗ることができるため、注意してください。
かむ段では「特に犬」、排尿の段では「特に猫」と、名指しされる動物が分かれていました。
読み取れなかったこと
「ペットの行動範囲の外」がどこを指すのか(高さ何センチから、扉のある収納か)は、書かれていません。犬の大きさや、跳べる高さによって変わるところです。
コードにかじり防止のカバーを付けることや、苦味のあるスプレーを使うことについても、この頁は触れていませんでした。
この記事が扱っていないこと
- こんろとケージのポイントは扱いません。こんろの段は 猫がIHこんろのスイッチを押す の記事で読んでいます
- 製品の良し悪しは比べません。当サイトは商品を選びません
- 犬がコードをかむことをしつけで直す方法は書きません。頁にもその段はありません
この情報が、どこから来ているか
引いたのは、Vol.450 の「1.ペットによる事故」のうち、モバイルWi-Fiルーターとプリンターの2つの事例、10年間の件数の段、ポイント5つのうち電気製品のプラグと排尿場所の2つです。引用は頁の文をそのまま写し、数は1文に1つずつ地の文で引きました。
出典: NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)のホームページ「製品安全情報マガジン Vol.450 4月9日号「ペットによる事故」」。2026年10月2日に取得して読みました。頁は2024年4月の号で、10年間の件数はその時点のものです。