電気カーペットをソファーの上に敷く|NITEはヒーター線が傷つくと書く

NITE(製品評価技術基盤機構)の製品安全情報マガジンは、電気マットをソファーやクッションなど、やわらかい物の上で使うと、ヒーター線が傷ついて故障すると書いていました。折り曲げた状態や、しわの寄った状態で使うことと並べて置かれています。

小さめの電気カーペットやホットマットを、ソファーの座面に敷いて使えるかが気になって、NITE の製品安全情報マガジン Vol.493(2026年1月27日号)を読みました。この号は電気マット・電気毛布・電気あんかを1号で扱っています。この記事では、電気マットの段だけを読みます。電気毛布と電気あんかの段は、ここでは扱いません。

「電気マット」には電気カーペットも入る

頁は冒頭の注で、呼び方をまとめていました。

電気マットは、サイズや用途によって電気カーペット、電気マット、電気ミニマットなどの種類がありますが、ここでは全て電気マットとしてご紹介します。

以下で「電気マット」と書いてあるところは、電気カーペットにもあてはまる書き方です。実際に、頁の事故事例の1つ目は電気カーペットの例でした。

ソファーの上は、折り曲げと同じ段に入っている

電気マットの「気を付けるポイント」の1番目は、折り曲げとしわの話です。見出しは次の1文でした。

本体を折り曲げたり、しわの寄った状態で使用しない。

その説明の2文目に、ソファーの話が出てきます。

また、ソファーやクッションなどやわらかい物の上で使用することによっても、ヒーター線が傷つき故障してしまいます。

見出しに「ソファー」の語は無く、折り曲げの説明に「また、」で足されています。当サイトの読みでは、やわらかい物の上では本体が沈んで曲がるので、折り曲げと同じ段に置かれているのだと考えられます。ただし、頁がその理由をそう説明しているわけではありません。

段の終わりには、傷ついた後の扱いも1文ありました。ヒーター線が傷ついた状態で使うと火災の原因になるおそれがあるため、ヒーター線が傷ついた製品は使わないように、という書き方です(言い回しは当サイトの要約です)。

事故の現状の段にも、ソファーが出てくる

ポイントより前の「事故の現状」の段では、電気マットについて、保管の時の過度な折り曲げと、ソファーの上に敷くことが並べて挙げられていました。そのうえで、ヒーター線がよれたり断線したりして、発煙・焼損する事故が起きている、と続きます。

事例として載っているのは折り曲げの方です。2022年の電気カーペットの例では、マットの表面に強い折りしわがあり、その裏側に焼けた穴が空いて、ヒーター線が断線していました。頁の推定では、過度な折り曲げによる断線から焼損に至った、とされています。ソファーの上で使っていた事例は、この号には載っていません。

2番目のポイントは、上に載せる物

電気マットのポイントの2番目は、針や重い物の話でした。

針を刺すなど、本体内部のヒーター線を傷付けるような使い方をしない。

説明では、針やピンを刺すことのほかに、いすや机など硬い物・重い物を載せることも、内部のヒーター線を傷つけて故障するおそれがある、と書かれています。電気カーペットの上に机やいすを置いたまま使う、という置き方も、この段にあたります。

読み取れなかったこと

どのくらいやわらかければ当たるのか(座布団や厚手のラグの上はどうか)は、書かれていません。頁が挙げている物は、ソファーとクッションの2つだけでした。

「過度な」折り曲げが何回・何度の曲げからを指すのかも、書かれていません。しまう時にどう畳めばよいかは、製品ごとの取扱説明書を見ることになります。

この記事が扱っていないこと

  1. 電気毛布・電気あんかの段は扱いません。同じ号の後半に、就寝中の使い方と電源コードの段があります
  2. 製品の良し悪しは比べません。当サイトは商品を選びません
  3. ソファー用として売られている製品が当たるかどうかは書きません。頁にもその段はありません

この情報が、どこから来ているか

引いたのは、Vol.493 の冒頭の注(※1)と、「1.「電気マット」「電気毛布」「電気あんか」の事故」のうち、事故の現状(電気マット)・事故事例1・気を付けるポイント(電気マット)の段です。引用は頁の文をそのまま写し、数は1文に1つずつ地の文で引きました。

出典: NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)のホームページ「製品安全情報マガジン Vol.493 1月27日号「電気マット、電気毛布、電気あんかの事故」」。2026年10月2日に取得して読みました。