猫がIHこんろのスイッチを押す|NITEは外出時に主電源を切ると書く

NITE(製品評価技術基盤機構)の製品安全情報マガジンには、飼い主の外出中に猫がIHこんろのスイッチを押した事例が載っていました。頁が挙げる対策は、出かける際に主電源を切ること、ロックの機能があれば使うこと、トッププレートの上に金属の鍋やボウルを置かないことです。

猫はこんろの上にも上がります。留守の間にスイッチに触れたらどうなるのか、何をしてから出かければよいのかを知りたくて、NITE の製品安全情報マガジン Vol.450(2024年4月9日号「ペットによる事故」)を読みました。この記事では、こんろにかかわる段だけを読みます。

事例: 火が出たのは、ボウルが加熱されたから

猫の事例は、飼い主の外出中に IHこんろとその周りが焼けた、というものです。頁の推定では、室内で飼っていた猫がスイッチを押し、トッププレートの上にあった金属製のボウルが IH ヒーターで加熱され、そのボウルに接していた可燃物から火が出ました。

つまり、スイッチが入っただけでは燃えていません。加熱される物がプレートの上に置いてあり、その横に燃える物があった、という重なりで起きています。これは当サイトが事例の文を順に並べて読んだもので、頁がそうまとめているわけではありません。

同じ頁には、犬がガスこんろの操作ボタンを押した事例もあります。こちらは、こんろの火が周りの可燃物に燃え移ったと推定されています。操作ボタンにはロックがかかっておらず、左右のこんろの間には犬の餌が入った樹脂製の容器が置かれていた、と書かれていました。

件数は10年間で61件

頁によると、2013年度から2022年度までの10年間に NITE に通知された製品事故情報のうち、ペットによる事故は61件でした。そのうち火災に至ったのは、61件中54件です。

この数には条件が2つ付いています。1つは、重大製品事故のほかに、被害のなかったヒヤリハットの情報も含むことです。もう1つは、ペットが関わったと確認されたものだけでなく、状況から関わりが疑われるものも含むことです。

出かける前にすること(5つのうち、こんろの2つ)

頁は、事故を防ぐためのポイントを5つ挙げています。こんろにかかわるのは、そのうち2つでした。1つ目は元栓と主電源です。

出掛ける際はガスこんろの元栓を閉め、IHこんろ・電気こんろは主電源を切る。

見出しの2行目には、操作ボタンをロックする機能がある場合は使用する、とも書かれています。理由として置かれている文は次のとおりです。

ペットがガスこんろに寄りかかったり、IHこんろの上に登ったりして操作ボタンやスイッチを押すことがあります。

2つ目は、こんろの周りに置く物です。可燃物に加えて、餌やおもちゃなどペットの興味を引く物を放っておかないように、とあります。IHこんろについては、1文が足されていました。

IHこんろの場合は金属製の鍋やボウルなどもトッププレート上に放置しないようにしてください。

猫の事例のボウルは、ちょうどこの1文にあたります。主電源を切っておくことと、プレートの上を空けておくことは、別々のポイントとして並んでいました。

読み取れなかったこと

61件のうち、猫と犬がそれぞれ何件か、IHとガスがそれぞれ何件かは、この頁には書かれていません。こんろの事例が多いことは、外出中にこんろの操作ボタンやスイッチを押したことによる事故が多い、という書き方で出てくるだけでした。

IHこんろの主電源がどこにあるか、ロックの機能をどう使うかも、頁には書かれていません。機種によって違うところです。

この記事が扱っていないこと

  1. 残り3つのポイントは扱いません。ケージに入れること、使わない電気製品のプラグを抜いて行動範囲の外に置くこと、排尿しやすい場所の近くに電気製品を置かないことが、同じ頁に並んでいます
  2. こんろの製品の良し悪しは比べません。当サイトは商品を選びません
  3. ガスこんろの元栓の場所や閉め方は書きません

この情報が、どこから来ているか

引いたのは、Vol.450 の「1.ペットによる事故」のうち、ガスこんろ・IHこんろの2つの事例、10年間の件数の段、ポイント5つのうちこんろにかかわる2つです。引用は頁の文をそのまま写し、数は1文に1つずつ地の文で引きました。

出典: NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)のホームページ「製品安全情報マガジン Vol.450 4月9日号「ペットによる事故」」。2026年10月1日に取得して読みました。頁は2024年4月の号で、10年間の件数はその時点のものです。