電気ストーブの転倒時オフ機能|NITEは上向きに倒して止まるかを見ると書く

NITE(製品評価技術基盤機構)の製品安全情報マガジンは、電気の暖房器具の転倒時オフ機能を、ヒーターを点けた状態でヒーター側を上向きに倒し、加熱が止まるかで確かめるように書いていました。確かめる時は、なるべく電源スイッチを入れた直後に、とも添えられています。

しまっておいた電気ストーブを出した時、倒れたら切れる仕組みが今も働くのかをどう見ればよいのかが気になって、NITE の製品安全情報マガジン Vol.488(2025年11月11日号)「暖房器具の事故」を読みました。この号は、電気の暖房器具の点検ポイントを4つ挙げています。この記事では、その3つ目の転倒時オフ機能の段を読みます。1つ目の電源コードの段は、別の記事で読みました(下の関連記事)。

転倒時オフ機能とは何か

段の書き出しは、機能の説明でした。

地震で製品が転倒した際やぶつかって製品が倒れてしまった際に、ヒーターの加熱をとめる安全機能です。

挙がっている場面は、地震と、ぶつかって倒れた時の2つです。倒れたあとに加熱を止める機能であって、倒れないようにする機能とは書かれていません。

確かめ方は、点けたまま上向きに倒す

確かめ方の1つ目は、次の1文です。

ヒーターが点いている状態でヒーター側を上向きに倒し、ヒーターの加熱が停止するか確認しましょう。

倒す向きは、ヒーター側を上にする向きです。前に倒すのではありません。その前には、確かめる時の注意として次の2文が置かれていました。

なお、ヒーター付近は非常に熱くなっていますので火傷には十分に注意しましょう。なるべく電源スイッチを入れた直後に確認するようにしましょう。

点けた直後に確かめるのは、ヒーターの周りが熱くなりきる前だから、と当サイトは読みました(この理由のつながりは、頁の文の並びからの読みです)。

2017年7月以降に作られた製品は、もう1つ確かめる

確かめ方の2つ目は、製造の時期で分けられていました。

2017年7月以降に製造された製品の場合は、上記に加えて、ヒーター側を上向きの状態で製品底面の転倒時オフスイッチを押してもヒーターの加熱が開始されないか確認しましょう。

倒れた状態のまま底のスイッチを押しても、加熱が始まらないか、を見るという書き方です。底にスイッチが無い製品では、倒したあとにもう一度電源スイッチを入れて、加熱が始まらないかを見る、と括弧書きで続きます(言い回しは当サイトの要約です)。

この分け方の理由は、段の注にありました。

2017年7月に電気用品安全法が改正され、それ以降に製造された製品では、転倒した状態ではヒーターが加熱されません。

古い製品には、機能が無いこともある

同じ注には、さかのぼった時期の話も書かれていました。

一般社団法人日本電機工業会の加盟メーカーでは1996年から順次転倒時オフ機能を追加しており、それ以前の製品では転倒時オフ機能がない場合があります。

確かめる前に、手元の製品にその機能が付いているかどうかが分かれ目になる、という注です。止まらなかった時については、電源スイッチを切って電源プラグを抜き、販売店やメーカーに相談するように、と書かれていました(言い回しは当サイトの要約です)。

読み取れなかったこと

手元の製品がいつ作られたかを、どこを見れば分かるのかは、この号には書かれていません。2017年7月の前か後かで確かめ方が変わるのに、製造の時期の見方までは載っていませんでした。

倒してから何秒で止まれば足りるのかも、数では書かれていません。この号でいう電気ストーブにはハロゲンヒーターとパネルヒーターも含む、と注にありますが、ファンヒーターや形の違う製品で倒し方が変わるかどうかは、取扱説明書を見ることになります。

この記事が扱っていないこと

  1. 電源コードと本体の異常の段は扱いません。別の記事で読みました(下の関連記事)
  2. リコールの確かめ方の段と、石油の暖房器具の対震自動消火装置の段は扱いません。
  3. 事故件数や、製品ごとの件数は写していません。製品の良し悪しも比べません。当サイトは商品を選びません

この情報が、どこから来ているか

引いたのは、Vol.488 の「1.暖房器具の事故」のうち、「気を付けるポイント」の1つ目(「電気」暖房器具の4つの点検ポイント)の(3)の段と、その注(※5)、注(※3)の段です。引用は頁の文をそのまま写し、数は1文に1つずつ地の文で引きました。

出典: NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)のホームページ「製品安全情報マガジン Vol.488 11月11日号「暖房器具の事故」」。2026年10月8日に取得して読みました。