家具を固定していない理由|内閣府調査の最多は先延ばしの38.2%

内閣府の令和7年の調査で、家具を固定していない理由の最多は「やろうと思っているが先延ばしにしてしまっているから」の38.2%でした。前回の令和4年の調査では42.4%で、下がっています。

地震に備えて家具を固定したほうがいいのは分かっていても、手が止まっている。内閣府の防災に関する世論調査は、その理由を尋ねています。理由の上位には、方法が分からないことよりも、先延ばしや面倒が並んでいました。今回は、令和7年と令和4年の調査の数を並べました。

先に: 調べ方が変わった年がある

令和6年版の防災白書は、次のように書いています。

また、直近の令和4年の調査は、平成29年までの個別面接聴取法と異なり郵送法で実施しているため、従前の調査結果との単純比較はできないものの、総じて取組の実施率は高まっていないおそれがある。

この記事では、令和4年と令和7年の数だけを並べ、それより前の年とは比べません。令和7年の調査は、令和7年8月21日から9月28日に3,000人を対象に行われ、有効回収数は1,707人(56.9%)でした。

家具を固定している人は37.6%

大地震への備えを尋ねた問いで、家具・家電などを固定していると答えた人は37.6%でした(令和4年は35.9%)。固定している人に程度を尋ねると、次のように分かれています。

「ほぼ全ての家具・家電などの固定ができている」と答えた者の割合が8.4%、「重量又は高さのある家具・家電などの固定はできている」と答えた者の割合が30.6%、「重量又は高さのある家具・家電などの一部の固定はできている」と答えた者の割合が58.8%となっている。

固定していると答えた人でも、ほぼ全てを固定できているのは8.4%でした。

固定していない理由: 先延ばしが38.2%

固定していない人(1,045人)に理由を尋ねた結果は、こうです。

「やろうと思っているが先延ばしにしてしまっているから」を挙げた者の割合が38.2%と最も高く、以下、「面倒だから」(20.7%)、「家具や壁などに傷をつけるから」(17.8%)、「固定の方法は分かっているが、自分ではその作業ができないと思うから」(16.4%)、「お金がかかるから」(15.8%)などの順となっている。

「固定の方法が分からないから」は9.1%で、上位5つには入っていませんでした。家具や壁などに傷をつけるからを挙げた人の割合は、大都市で高くなっている、とも書かれています。

令和4年と並べる

令和4年9月調査令和7年8月調査
家具・家電などを固定している35.9%37.6%
固定していない理由の1位(先延ばし)42.4%38.2%
固定していない理由を尋ねた人数1,119人1,045人

数はすべて調査の頁に書かれているものです。

固定できない部屋で見直す

傷や作業の手間で固定できない部屋でも、家具の置き場所は変えられます。間取りに家具を6種から置くと、危ない場所が出るツールを置いています。見るのは4条件で、東京消防庁の資料を使います。

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読み取れなかったこと

先延ばしにしている人が、何をきっかけに固定したかは、調査に書かれていません。

「重量又は高さのある家具」が何kg・何cmからかも、調査の頁には書かれていません。

この記事が扱っていないこと

  1. 平成29年までの調査と令和の調査を比べることはしません。調べ方が違うためです
  2. 固定器具の製品は比べません
  3. 地震のときのけがは扱いません

この情報が、どこから来ているか

出典: 内閣府「防災に関する世論調査(令和7年8月調査)」と「防災に関する世論調査(令和4年9月調査)」、内閣府「令和6年版 防災白書」。いずれも2026年10月7日に取得して読みました。

この記事は、上の資料をもとに、カルットが要約して作成しました。引用の部分は資料の文のままです。