ペーパードリップの湯は何回に分けるか|4回の合計160mLは材料欄と一致する
注ぐのは蒸らしを入れて4回。20・80・40・20mLを足すと、材料欄の湯160mLと同じ数になる
何回に分けて注ぐのか、1回あたりどれくらいか。ドリップの手順は、人によって書かれている回数が違います。今回は業界団体が出している淹れ方の頁を1枚取得して、そこに書かれている数だけを足し合わせました。
材料欄に出てくる数は3つ
頁の最初に、1杯分の材料が表で置かれています。1杯140mL分に対して、コーヒー粉(中細挽き)が12g、湯が160mLです。粒度は中細挽きという語だけで、数字は付いていません。
準備の欄に、湯の扱いが1行あります。
湯を沸かし、湯温が95℃前後になるまで少し置く。
沸かしてすぐ注ぐ、とは書かれていません。少し置く、という間が入っています。
注ぐ回数は4回で、内訳は20・80・40・20mL
手順は5つの枠に分かれていて、湯を注ぐ動作が出てくるのは4つです。1つ目が蒸らしにあたります。
コーヒー粉を入れ、20mL 注湯。平らに整えた粉の中心に静かにお湯をのせ、20秒ほど蒸らす。
続く3回は、80mL・40mL・20mLです。2回目の注ぎ方には、次に注ぐ合図が書かれています。
2投目。40mL注湯。ドリッパー内の湯量が1/3程度減ったら2投目を注ぐ(1円玉くらいの円を描くように)。
合図は時間ではなく、ドリッパーの中の湯量です。3回目は2投目と同様に注ぐ、とだけ書かれています。円の大きさは、3回とも1円玉くらい、という同じ言い方でそろえられています。
4回を足すと20+80+40+20で160mLになり、材料欄の湯の量と一致しました。頁の側に「合計160mL」という書き方はありません。当サイトが足した数です。
注いだ160mLと、できあがりの140mLは20mL違う
材料欄の見出しは1杯140mL分で、注ぐ湯は160mLです。差は20mLありますが、この差が何なのかは、この頁に書かれていません。粉が含む分なのか、器具に残る分なのか、どちらとも読めません。1杯という単位が、注ぐ前の湯なのか、カップに落ちた量なのかを決めているのは、この140mLという数です。
温度は2つ出てくる。途中は書かれていない
注ぐ前が95℃前後で、できあがりの側にもう1つ数があります。
できあがり!理想の湯温は約65 ℃。
95℃前後で注いで、できあがりが約65℃です。その間、どの時点で何℃になっているかは書かれていません。下がる幅は約30℃ということになりますが、これも当サイトが引いた差です。
1つ穴式と3つ穴式の違いは、速度としか書かれていない
ペーパードリップには、1つ穴式と3つ穴式とがあり、抽出する速度が違ってきます。
この1文のあとに、器具にあった湯の注ぎ方をしましょう、と続きます。どちらがどう速いか、どちらを選ぶとよいかは書かれていません。準備の欄には、写真は3つ穴式だという断りが入っています。つまり手順の数字は、3つ穴式で撮られた写真に付いたものです。
濃度の話も1行あります。おいしいドリップコーヒーの最適なブリックス(濃度)は約1.4%前後と言われている、という書き方で、そのために器具にあわせた適量のコーヒーを使うことが大切だ、と続きます。1.4%が何と何の比なのかは、この頁では定義されていません。12gと140mLからこの数を確かめることは、書かれている範囲ではできませんでした。
読み取れなかったこと
挽き目は中細挽きという語だけで、数字がありません。ミルの目盛と対応させることは、この頁からはできません。
湯を注ぐ速さも書かれていません。1円玉くらいの円を描くように、という動きの指定はありますが、何秒かけるかは蒸らしの20秒だけです。
同じ一覧にある他の淹れ方は、今回取得していません。ネルドリップ式・エスプレッソ式・サイフォン式などが並んでいますが、中身については書けません。
取得したHTMLの構造化データには、サイト名として【ステージング】と入っていました。本番の頁と中身が同じかどうかは、当サイトには確かめられません。頁の更新日時としては2025年8月25日が入っています。
この記事が扱っていないこと
- 器具は選びません。1つ穴式と3つ穴式のどちらがよいかは、出典にも書かれていません
- 味の評価はしません。味の側はコーヒーが苦いときに変えられるもの|挙がっているのは3つとコーヒーが酸っぱいときに動かせる部分|湯温と挽き目の2つに書いています
- 蒸らしの理屈は別の記事です——コーヒーの蒸らしで粉が膨らまない|膨らみの正体はガスだったで、膨らみが何かを扱っています
この情報が、どこから来ているか
一般社団法人 全日本コーヒー協会の淹れ方の頁のうち、ペーパードリップ式の1枚を2026年9月18日に取得して読みました(47,682バイト・UTF-8)。業界団体が出している頁で、公的機関の資料ではありません。
数はすべて、頁の本文と表に書かれているものです。画像の中だけにある数は使っていません。160mLという合計と、約30℃という下がり幅は、当サイトが足し引きした数です。頁にその数字は書かれていません。
同じ協会の需要動向調査については別に書いています——コーヒーを飲む量は減ったのか|6回の数字のうち並べられるのは2回です。こちらとは別の文書で、今回の数とは関係がありません。
出典: 一般社団法人 全日本コーヒー協会「ペーパードリップ式」(知る・楽しむ / おいしいコーヒーの淹れ方。2026年9月18日に取得)。業界団体による頁で、公的機関の資料ではありません。出典は1系統です。
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