コーヒーが酸っぱいとき、淹れ方で動かせる部分
コーヒーが思ったより酸っぱい。豆を変えるしかないように思えますが、淹れ方の側にも動かせる部分があります。
酸味を「強めたい」側から読む
コーヒー豆の焙煎・販売を行う事業者の記事に、次の記述があります。
「酸味を強めたいときはやや細かめの挽き、中心に注ぐ円の注ぎ方、湯温を高めに設定するなどで調整できます。」(でら珈園)
これは酸味を強めたいときの方法として書かれています。酸味を抑えたい場合は、その逆方向——挽き目を細かくしすぎない、湯温を高くしすぎない——を試すことになります。
ただし、記事に書かれているのは「強めたいとき」の方向だけです。逆にすれば必ず酸味が減る、とまでは書かれていません。ここは読み替えであることを断っておきます。
苦味のときと、動かす向きが逆になる
ここが少し込み入っています。コーヒーが苦すぎるとき、変えられるものは3つあるで紹介したとおり、苦味を抑えるには湯温を下げ、挽き目を粗くします。そして酸味を強めるには、湯温を上げ、挽き目を細かくします。
| 動かすもの | 苦味を減らす | 酸味を強める |
|---|---|---|
| 湯温 | 下げる | 高めにする |
| 挽き目 | 粗くする | やや細かめにする |
つまり同じつまみを、逆向きに回すことになります。「苦いのも酸っぱいのも直したい」という場合、片方を直すともう片方が強くなる方向へ動くため、どちらを優先するかを決めてから動かすほうが早いことになります。
裏づけの強さが、苦味の話とは違う
正直に書いておきます。この記事の内容は、苦味の記事より裏づけが弱いものです。
- 苦味の話(湯温・時間・挽き目)は、運営主体も発行日も異なる2つの情報源が同じ向きを示していました
- 一方この記事の酸味の話は、1つの情報源にしか書かれていません。もう一方の記事には該当する記述がありませんでした
同じサイト内で扱っていても、確認できている度合いは同じではありません。そのため、この記事は「こうすれば必ず直る」ではなく「淹れ方の側にも動かせる部分がある」という範囲で読んでください。
この記事が扱っていないこと
「酸っぱい」で調べると、豆が傷んでいないかを心配する声も多く見られます。ただしこの記事では、豆の劣化や保存については扱っていません。淹れ方の話とは別の問題であり、確認できる出典を持っていないためです。
また、体調と味の感じ方の関係についても扱いません。
出典: でら珈園(2026年7月24日、小野寺裕也。記事下部にYahooショッピング・自社EC・提携先商品リンクあり)、THE COFFEESHOP MAGAZINE(2024年1月29日、Mayuka Jimbo。記事下部に自社豆EC・診断ツール・定期便への導線あり)