立って作業する時間の目安|学会のヒントは座り10分と立ち5分

日本人間工学会の7つのヒントは、「座り姿勢 10 分+立ち姿勢 5 分」の組み合わせを挙げていました。立っている間も座っている間も、作業面は肘の高さまたは少し下です。

在宅の机で、立って作業する時間はどのくらいがよいのか。日本人間工学会は、在宅ワークの人向けに7つのヒントをまとめています。そのうちの1つが、座る姿勢と立つ姿勢を交互に取るヒントで、分の数まで書かれていました。同じ学会の2010年版のノートパソコンのガイドラインとも並べました。

先に: 2つの資料は同じ学会で、書かれた年が違う

7つのヒントは、学会の頁の投稿日が2020年5月7日です。ノートパソコンのガイドラインは2010年版でした。どちらも法令や国の決まりではなく、学会がまとめたヒントとガイドラインです。

7つのヒント: 座りと立ちを交互に

ヒントの2つめの題は、こうです。

タブレットやノート PC などの情報機器を使用する場合は、座った姿勢と立った姿勢を交互に取りましょう。

「どのように」の欄には、3つの行があります。

高さ調節可能な(立位・座位姿勢の切り替えが可能な)スタンディングデスクを使うと、多様な姿勢変化を促すことができます。

「座り姿勢 10 分+立ち姿勢 5 分」の組み合わせは、情報機器使用者の覚醒度と生産性を維持するのに適しています

座っているときも立っているときも、作業面の高さは肘の高さまたは少し下になるように、テーブルの高さを調整します。

10分と5分は、覚醒度と生産性の話として書かれています。2つめの行の末尾には、参考文献の番号が付いていて、2008年の研究の論文が挙がっていました。

2010年版のガイドライン: ときどき姿勢を変える

ノートパソコンのガイドラインの4.6は「作業姿勢」の節で、5つの項目があります。3つめはこうです。

長い時間同じ姿勢を続けないようにします。

同じ節の解説には、ときどき姿勢を変えたり、背筋を伸ばしたりすること、1時間に10~15分程度の作業休止を意識的にとることも書かれています。こちらは立つ時間ではなく、姿勢を変えることと休むことの数でした。4つめの項目は、視距離を40cm以上にすることです。

2つを並べる

資料書かれている数何の数か
7つのヒント(2020年)座り10分+立ち5分座りと立ちの組み合わせ
7つのヒント(2020年)肘の高さまたは少し下作業面の高さ(座り・立ちとも)
2010年版ガイドライン1時間に10~15分程度作業休止
2010年版ガイドライン40cm以上視距離

3つの行・5つの項目という数は、当サイトが数えたものです。

いまの机で測る

机と椅子の高さ、画面との距離、1時間ごとの区切りなど、在宅の机まわりの8つの条件を、定規と時計で1つずつ測るツールを置いています。合っていない所と、買わずに直せる今日の1手が出ます。

在宅デスク環境を確かめる →

読み取れなかったこと

立つ合計時間を1日にどのくらいにするかは、2つの資料のどちらにも書かれていません。7つのヒントの「どのように」の欄にある時間の数は、10分と5分の組み合わせだけです。

肘の高さまたは少し下を、何cmで測るかも書かれていません。立ったときの机の高さの数は、7つのヒントにはありませんでした。

この記事が扱っていないこと

  1. 体への効果は扱いません。7つのヒントの同じ頁には体に関する行もありますが、この記事では引いていません
  2. スタンディングデスクや昇降デスクの製品は比べません
  3. 会社の決まり(厚生労働省のガイドライン)の数は、別の記事にまとめています

この情報が、どこから来ているか

出典: 一般社団法人 日本人間工学会「タブレット・スマートフォンなどを用いて在宅ワーク/在宅学習を行う際に実践したい7つの人間工学ヒント」(学会の頁の投稿日 2020年5月7日・PDF)と、同学会「2010年版 ノートパソコン利用の人間工学ガイドライン」(PDF)。リンクは学会のサイトポリシーに従いトップ頁にしています。いずれも2026年9月24日に取得して読みました。7つのヒントの PDF は、頁を画像にして目で読み、抽出した文字とも照合しています。


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