ノロウイルスが付いた布団や衣類|厚労省は85℃・1分間以上の熱水洗濯を書く

厚生労働省の「ノロウイルスに関するQ&A」は、Q21で、吐いた物やふん便が布団などのリネン類に付いた時の扱いを書いていました。静かに下洗いをして、85℃・1分間以上の熱水で洗濯する、熱水で洗えなければ薬剤で消毒する、という順です。

床の片付けが済んでも、シーツやパジャマ、布団が残ります。洗濯機にそのまま入れてよいのか、ほかの洗濯物と分けるのか、布団は洗えないがどうするのか。それを知りたくて、前に床の片付け(Q20)を読んだのと同じQ&Aを開きました。この記事では、リネン類を扱ったQ21だけを読みます。

洗う前に、静かに下洗い

Q21の答えは、洗濯機に入れる前の手順から始まっていました。

リネン等は、付着した汚物中のウイルスが飛び散らないように処理した後、洗剤を入れた水の中で静かにもみ洗いします。

続けて、そのときにしぶきを吸い込まないよう注意すること、とあります。床の片付け(Q20)と同じく、ここでも言葉は「静かに」で、理由は飛び散らないように、です。

下洗いの後は、熱水での洗濯

下洗いの後の消毒について、頁はこう書いています。

下洗いしたリネン類の消毒は85℃・1分間以上の熱水洗濯が適しています。

温度と時間が組で書かれています。熱いお湯で、という書き方ではなく、85℃で1分間以上、という条件つきです。

熱水洗濯が行える洗濯機がない場合については、次亜塩素酸ナトリウムや亜塩素酸水の消毒が有効、とありました。その場合も十分にすすぎ、高温の乾燥機などを使うと殺菌効果は高まる、と続きます。家にある物との関係は、答えの後の注に「家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤でも代用できます。」と書かれていました。

同じ答えの中に、次亜塩素酸ナトリウムには漂白作用がある、という1文もあります。色柄物にそのまま使ってよいかは、頁ではなく薬剤の「使用上の注意」を見るように、という書き方でした。

すぐ洗えない布団は、乾燥させる

布団のように、その日のうちに洗えない物についても1文ありました。

布団などすぐに洗濯できない場合は、よく乾燥させ、スチームアイロンや布団乾燥機を使うと効果的です。

洗えない物は、そのまま置いておくのではなく、乾燥と熱を当てる側に回されています。ここには温度や時間の数は書かれていません。

下洗いした場所も、あとで消毒する

答えの最後は、洗った物ではなく、洗った場所の話です。下洗いをした場所を次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒してから、洗剤を使って掃除をする必要がある、とありました。次亜塩素酸ナトリウムの濃さは、塩素濃度約200 ppmです。浴室や洗面台で下洗いをしたら、その場所も片付けの相手に入ります。

読み取れなかったこと

家庭の洗濯機で85℃の熱水を出せるかどうか、出せない時にお湯を何度にすればよいかは、Q21には書かれていません。答えは「熱水洗濯が行える洗濯機がない場合」に薬剤の消毒へ移っていて、その間の段階はありませんでした。

ほかの家族の洗濯物と分けて洗うかどうか、スチームアイロンや布団乾燥機をどのくらいの時間当てるかも、Q21からは読めませんでした。

この記事が扱っていないこと

  1. 症状・治療・検査・感染経路の問は扱いません。体のことは医療機関や頁の該当の問で確かめてください
  2. 吐いた物の床の片付け(Q20)はノロウイルスの吐いた物の片付け方で読みました。食器(Q22)・ドアノブなどの環境(Q23)の問は扱いません
  3. 亜塩素酸水の濃度の数は写していません。漂白剤の銘柄も比べません。当サイトは商品を選びません

この情報が、どこから来ているか

引いたのは、厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」のQ21の答えと、その注です。数(85℃・1分間以上・約200 ppm)も同じ答えからです。引用は頁の文をそのまま写し、数は1文に1つずつ地の文で引きました。

出典:厚生労働省ホームページ(ノロウイルスに関するQ&A)。2026年10月12日に取得して読みました。

この記事は、上の資料をもとに、カルットが要約して作成しました。引用の部分は資料の文のままです。