間取り図の北と方位磁石の北のずれ|札幌は約10度・那覇は約6度

方位磁石が指す北は、地図の北より、札幌で約10度、那覇で約6度西にずれていました。国土地理院の頁の数です。日本では、南鳥島を除くすべての地域で西にずれていると書かれています。

間取り図の北と、スマホや方位磁石で測った北は、同じなのか。国土地理院は、地図の北と方位磁石が指す北(磁北)のずれを「偏角」として頁にまとめています。市役所の建築の頁にも、同じずれの扱いが書かれていました。今回は、3つの頁のずれの数を並べました。

先に: 北は1つではない

西宮市の頁は、北を3つに分けています。図の題は「方眼北と真北・磁北との関係」で、磁北方向角をこう説明しています。

磁北方向角:真北方向角に偏角を加えた値。

一覧表の名来の区画では、真北方向角が-0°31′06″、偏角が-7°28′、磁北方向角が-7°59′06″でした。方位磁石の北(磁北)は、真北から偏角の分だけずれています。この記事は、3つの頁のずれの数を並べるところまでです。風水でどちらの北を使うかは、この3つの頁には書かれていません。

国土地理院: 札幌は約10度、那覇は約6度

例えば、磁気図2020.0年値において、札幌では磁北の向きが地図の北よりも約10度西にずれますが、那覇ではそのずれは約6度になります。

同じ頁には、日本の偏角の向きも書かれています。

磁北が真北より東側にある場合を東偏、西側にある場合を西偏と呼び、現在日本では南鳥島(偏角0度)を除く全ての地域で西偏となっています。

ずれは時間でも変わります。全国平均で、過去50年に約1.4度、西向きの偏角が大きくなった、とも書かれていました。偏角の情報は、日影制限のための建物の北側を決めるときにも使われているそうです。

横浜市: 7度として扱う

横浜市の建築の頁は、市内の偏角をこう扱っています。

国土交通省国土地理院による2000年の測定結果において、最も多くの市域の磁北と真北との差(磁気偏角)が7度となっており、市内の磁気偏角は7度を標準として取り扱うこととします。

2000年の測定をもとにした7度です。太陽の位置の実測や都市計画基本図などから真北を求めることは構わない、とも書かれていました。

西宮市: 地図の区画ごとに一覧

西宮市の頁の一覧表(2017年3月作成)は、市の地図の区画ごとに、真北方向角・偏角・磁北方向角を並べています。偏角の欄は、-7°28′、-7°27′のように区画ごとに少しずつ違っていました。

3つを並べる

頁ずれ(偏角)いつの値か
国土地理院札幌 約10度西・那覇 約6度西磁気図2020.0年値
横浜市7度(市内の標準)2000年の測定
西宮市-7°28′ など(区画ごと)2017年3月作成の一覧表

8つの方位で見ると(当サイトの計算)

家の方位を8つに分けると、1つの方位の幅は45度です。ずれが約6〜10度なら、真ん中あたりの向きは同じ方位のままで、方位の境目に近い向きだけが隣の方位に移りえます。この計算は当サイトが幅とずれを比べたもので、3つの頁に書かれていることではありません。

10度・6度・1.4度・7度は頁に書かれている数で、45度と、3つの頁という数は当サイトが出したものです。

間取りに北を入れて見る

間取りに部屋を置き、北はどっちかを選ぶと、部屋ごとの方位と、家族それぞれに合う配置を出すツールを置いています。北の向きは、押した位置で決まります。

間取り×風水診断を試す →

読み取れなかったこと

間取り図の北が、真北なのか磁北なのかは、3つの頁のどれにも書かれていません。

スマホの方位アプリが、真北と磁北のどちらを出しているかも、3つの頁には書かれていません。

この記事が扱っていないこと

  1. 風水でどちらの北を使うべきかは扱いません。3つの頁に書かれていないためです
  2. 方位の吉凶は扱いません
  3. 方位磁石やアプリの製品は比べません

この情報が、どこから来ているか

出典: 国土地理院「地磁気を知る」(最終更新日:2025年5月28日)、横浜市「磁北と真北の関係に関する取扱いについて」(最終更新日 2019年3月21日)、西宮市「建築確認申請にあたって「真北」「磁北」が知りたいのですが。」(更新日:2026年2月25日)。いずれも2026年10月2日に取得して読みました。