風水の4つの吉方位とは何か|生気・天医・延年・伏位の違い
風水で運気を分ける4つの吉方位、それぞれ何に対応するとされるか
「本命卦とは」の記事で紹介した八宅派(はったくは)という風水の体系では、自分の本命卦から決まる4つの吉方位が、それぞれ違う運気に対応しているとされています。
4つの吉方位と、それぞれが司る運気
八宅派の解説記事を確認したところ、4つの吉方位について次のように説明されています。
| 吉方位 | 司るとされる運気 |
|---|---|
| 生気(せいき) | 仕事運・金運・財運 |
| 天医(てんい) | 健康運・学業運(出典は仕事・財産も挙げている) |
| 延年(えんねん) | 人間関係・恋愛・結婚運 |
| 伏位(ふくい) | 安定・平穏 |
金運を求めるなら生気、健康を求めるなら天医、というように、目的によって重視したい方位が変わる、という考え方です。どの方位が生気になり、どの方位が天医になるかは、本命卦によって異なります(本命卦の求め方は本命卦とは何か|生まれ年と性別から自分で調べられる計算方法で解説しています)。
4つには順位が付いている
出典は、4つを横並びでは書いていません。8つある方位を、吉凶の度合いで段階に分けています。
八つの方位のうち4つは吉、残る4つは凶となり、これを四吉方位、四凶方位と呼びます。
それぞれの吉凶の度合いに応じて、八つのレベル(最大吉・大吉・中吉・小吉・最大凶・大凶・中凶・小凶)に分けられます。
吉の側の4段階は、生気=最大吉、天医=大吉、延年=中吉、伏位=小吉と割り当てられていました。 上の表に並べた4つは、出典の側では1位から4位まで順に並んでいることになります。
それぞれの「意味合い」として挙がっている語も数えました。4つとも5語ずつです—— 生気は発展・活動・創造・積極性・行動的、天医は健康・無病・学業・仕事・財産、延年は協調・融和・結婚・和合・疎通、伏位は安定・平穏・平和・順調・無難。 5語・4段階という数は、当サイトが数えた結果です。
部屋の割り当ては、4つとも書かれている
どの部屋に当てるかも、4つそれぞれに1つずつ書かれていました。
大きなエネルギーが生まれる方位なので、寝室や休憩所にしてしまうと、パワーが漲りすぎて運気に悪影響を及ぼします。(生気)
寝室はできるだけこの方位にするようにしましょう。(天医)
また、寝室として利用すれば恋愛運をUPさせることに繋がります。(延年)
平穏平和な日常のため、リビングなどをこの方位にすると穏やかに日常を送れます。(伏位)
寝室が出てくるのは3つで、そのうち1つは「しない」側です。リビングが出てくるのは1つでした。
2つ目の出典では、2位と3位が入れ替わる
この記事はもう1つ、中国語の解説記事も出典にしています。そちらは順位の書き方が1通りではありませんでした。 番号を振った並びでは、日本語の出典と同じ順です。
天医,是巨门星,属土,原方位在东北方,是九星中的第二吉星。
延年,是武曲星,属金,原方位在西北方,是九星的第三吉星。
ところが、同じ記事の別の箇所では、こう並べられています。
生气(大吉)、延年(次吉)、天医(中吉)、伏位(小吉)
2位と3位が入れ替わっています。1位(生気)と4位(伏位)は、どちらの並びでも、また日本語の出典でも同じでした。 当サイトはこの食い違いを埋めません。2位と3位の順は、出典によって、また同じ出典の中でも書き方が分かれる、というところまでです。
この4つは、八宅派の体系の中の話
このサイトのツールは、八宅派という一つの体系だけに基づいて設計しています。生気・天医・延年・伏位は、その八宅派の中で使われる用語です。他の流派(玄空飛星派や日本の家相など)では、方位の考え方や用語が異なります。
断定ではなく、目安として
この記事の内容は、あくまで八宅派という考え方に基づく目安の提示であり、効果を断定的に保証するものではありません。金運や健康運が方位だけで決まるということではなく、「気にする・気にしないは人それぞれ」という前提のうえで、体系だった考え方として紹介しています。
寝室にする方位は、吉方位の中でも分かれる
なお、4つの吉方位は「どれも同じように良い」わけではありません。同じ出典は生気について、寝室や休憩所にしてしまうと「パワーが漲りすぎて運気に悪影響を及ぼします」と書いています。天医のほうは寝室にすすめられています。詳しくは風水で寝室の方角はどこがよいか|吉方位でも扱いが分かれるで紹介しています。
自分の吉方位を確認する
生気・天医・延年・伏位のうち、どれが自分にとってどの方位にあたるかは、本命卦によって決まります。自分と家族で確かめるなら、生年月日と部屋の型(9種)を選ぶと、それぞれに合う部屋の配置と今日できる1手が分かります。
この記事が扱っていないこと
- 凶方位の4つには入りません。出典は絶命・五鬼・六殺・禍害も同じ数だけ挙げていますが、この記事で数えたのは吉の側だけです
- 効果があるかどうかは判断しません。上に書いたとおり、八宅派という考え方の中で何がどう書かれているかを数えるところまでです
- 流派どうしの優劣は決めません。2つの出典で順位が分かれている点も、どちらが正しいとは書きません
この情報が、どこから来ているか
出典: psflux.com「八遊星」(発行2015年10月8日/更新2015年10月13日)、i.ifeng.com(姜群氏の解説記事、2022年7月13日投稿)。2026年9月22日に取得して読みました。中国語の記述は原文のまま引用しています