本命卦とは何か|生まれ年と性別から自分で調べられる計算方法

本命卦とは?生まれ年から自分で調べる計算方法

「本命卦(ほんめいか)」という言葉を、間取りや風水を調べていて見かけた方も多いと思います。生年月日と性別だけで決まるという説明はよく見かけますが、実際にどう計算するのかまで書かれていることは少なく、結局「診断してもらわないと分からない」まま終わってしまいがちです。この記事では、実際に使われている計算式そのものを示します。

本命卦とは何か

本命卦は、八宅派(はったくは)という風水の考え方で使う、個人ごとの分類です。1から9までの数字(5は使いません)のいずれかに割り当てられ、大きく「東四命」と「西四命」の2グループに分かれます。

同じ間取りに住んでいても、本命卦が違えば「良いとされる方位」も変わります。方位そのものに絶対的な吉凶があるのではなく、その人にとっての吉方位・凶方位が決まる、というのが八宅派の考え方です。

本命卦の計算式

生年月日と性別から、次の手順で求められます。

1. 生まれ年を確定する

まず、立春を境界にします。立春より前に生まれた場合は、暦のうえでは前年生まれとして扱います。

この立春は、2月4日に固定されていません。年によって2月3日から2月5日の間で動きます。国立天文台の暦計算室が出している暦要項で時刻を引くと、2021年は2月3日23時59分、2025年は2月3日23時10分、2026年は2月4日5時02分でした。

そのため、2月3日から2月5日に生まれた人は、前年生まれとして扱われる年と、そのまま当年生まれになる年の両方があります。この3日間に当たる場合は、自分の生まれ年の立春を、国立天文台の暦要項で確かめてください。それ以外の日に生まれていれば、どちらになるかは動きません。

2. 生まれ年の下2桁を、1桁になるまで足し合わせる

たとえば1996年生まれなら「96」→「9+6=15」→「1+5=6」というように、各桁を足す操作を1桁になるまで繰り返します(この操作を「数字根」と呼びます)。

3. 性別と、生まれ年が2000年より前か後かで、式を使い分ける

出てきた1〜9の数字が本命卦です。性別で式が違うのは、八宅派の体系自体が男女で別の割り当てを持っているためです。

実際に計算してみる

例として、1968年10月5日生まれ・男性の場合で計算してみます。

  1. 10月生まれなので立春の前後判定は関係なく、生まれ年はそのまま1968年です。
  2. 下2桁「68」を数字根にすると、6+8=14→1+4=5。数字根は5です。
  3. 男性・2000年より前生まれなので「10から数字根を引く」式を使います。10-5=5になりますが、5は使わない数字なので、ここは2に読み替えます。

計算の結果、本命卦は2です。本命卦2は「坤(こん)」、西四命グループに入ります。この「5が出たら読み替える」というルールは、男女どちらの式にも組み込まれています(男性は10→1・5→2、女性は結果が5なら8に読み替え)。手計算で本命卦が「5」になった時は、計算を間違えたのではなく、ここで読み替えが必要なタイミングだと考えてください。

本命卦がわかると、何がわかるのか

本命卦が決まると、そこから8つの方位それぞれが「生気」「天医」「延年」「伏位」(良いとされる4方位)と「五鬼」「六煞」「禍害」「絶命」(避けたいとされる4方位)のどれにあたるかが決まります。

家族で暮らす場合は、一人ひとり本命卦が違うため、「誰にとってはこの部屋が良い方位で、誰にとっては別の部屋が良いか」まで考える材料になります(鬼門が方位そのものを一律に扱うのに対し、本命卦は人ごとに変わる点が違います)。

方位には、五行(木・火・土・金・水)の対応もあるとされます。ただし、方位ごとの色や素材との対応は、この記事のもとにした資料には書かれていません。

4つの吉方位は、それぞれ何に対応するとされるのか

生気・天医・延年・伏位の4つは、八宅派ではそれぞれ違う運気に対応するとされています。どの方位がどれにあたるかは本命卦によって変わりますが、「何を求めるならどの方位を重視するか」は風水の4つの吉方位とは何か|生気・天医・延年・伏位の違いで紹介しています。

もう一つ、同じ八宅派の中でも扱いが分かれるところがあります。寝室をどの方位に置くかは、「良い方位」の中でも書き方が割れていました——風水で寝室の方角はどこがよいか|吉方位でも扱いが分かれるで読みました。

手計算がしんどい方は、診断ツールで

上記の手順は、慣れれば数分で計算できますが、立春の判定や数字の読み替えなど、間違えやすい箇所もいくつかあります。間取り×風水診断ツールでは、生年月日と性別を入力するだけでこの計算を自動化し、そのまま吉方位・相性の良い色まで確認できます。ご家族の分も、一人ずつ入力すれば同じ手順でまとめて分かります。

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この情報が、どこから来ているか

出典: 計算の手順は Feng Shui Mall「Feng Shui Kua」(英語)、生まれ年ごとの本命卦の表は Feng Shui Web「Eight Mansions Feng Shui」(英語)、立春の時刻は国立天文台 暦計算室「暦要項」。Feng Shui Mall は生まれ年の区切りを旧暦の年と書き、Feng Shui Web の表は2月4日・5日の日付(立春)で区切っています。この記事と当サイトのツールは、立春で区切っています。いずれも2026年9月27日に確かめました。