テレビの地震対策|留める相手はテレビ台と、床か壁の2段になる

テレビを固定しても、テレビ台ごと倒れることがある。資料は対策を2段で書いている

「テレビ 地震 対策」で出てくる検索候補は10件で、これは1回に返る上限の数です。当サイトはこれまで家具の話を扱ってきましたが、同じ資料に家電製品の節があることに気づいて開きました。東京消防庁のハンドブックです。

まず、順番が書かれている

節の頭に、対策の前提が1行置かれています。

家電製品を固定する場合は、取扱説明書の方法に従ってください。(東京消防庁「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」)

資料の方法より、その製品の取扱説明書が先に来ています。以下はその前提の上での記述です。

いちばん確実と書かれている方法

床、壁に固定されたテレビ台とテレビを直接固定するのが最も確実な方法です。(同)

読み飛ばしそうになりますが、この一文には固定が2回出てきます。床か壁に固定されたテレビ台、そこへ直接固定するテレビ相手が2つあります。

2つある理由が、あとで書かれている

テレビは重心が高いため、テレビをテレビ台に固定したのみでは、テレビ台ごと転倒することがあります。テレビ台にも転倒防止対策を行うことが重要です。(同)

テレビだけ留めても、台ごと倒れる。重心が高いから、という理由まで添えられています。対策の手を1つで止めると、その1つが無駄になる形です。台にキャスターが付いている場合の記述も、別に置かれていました。

キャスター付きのテレビ台は、移動防止対策をしておくことが重要です。(同)

同じ節の次の項目は冷蔵庫で、そちらもキャスターの話から始まっています。冷蔵庫の底には移動用のキャスターが付いている、という前提が節の最初に置かれていました——冷蔵庫の地震対策|脚のロックと上部固定の両方が求められる

器具ごとに、条件が違う

テレビ側の留め方は3通り書かれていて、それぞれ条件が付いています。

ストラップ式を使って連結・固定する場合は、テレビ本体の形状・重量に応じて本数を増やすことが重要です。(4本以上)(同)

マット式で固定する場合は重量、台座の形状のほかに、取付け面の凹凸にも注意しましょう(凹凸が大きいと粘着しない)。(同)

壁等にヒートンを使用して固定する場合は壁の強度とテレビの重量に耐えるヒートンや紐の太さ、強度を確認しましょう。(同)

数字が出てくるのは1か所だけです。ストラップ式の4本以上。マット式は凹凸、ヒートンは壁の強度と紐の太さで、いずれも数字ではなく条件の形で書かれていました。

読み取れなかったこと

4本以上という数が、何を測って決まったのかは書かれていません。テレビの重さや大きさの区分も、この節には出てきません。形状・重量に応じて、までが資料の書き方です。当サイトも、何インチなら何本、とは書きません。

この記事が扱っていないこと

  1. 商品は選びません。器具の名前は資料の分類で、銘柄の話ではありません
  2. 取り付けの手順は書きません。上のとおり、資料自身が取扱説明書を先に置いています
  3. 家具の固定は、別に書いています——穴を開けずに家具を固定する方法|器具を2つ以上組み合わせる
  4. 置き場所の条件も別です——地震に備えた家具の配置|危険になりやすい場所は4つの条件
  5. ゆっくり長い揺れの節は、また別です——重心が動くものとして挙がっているのは水をためるものと引き出し型の収納家具で、テレビは入っていません。長周期地震動の家具対策|挙がっているのは照明・水・引き出し

この情報が、どこから来ているか

出典は1系統です。東京消防庁「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」(令和6年1月)を、2026年9月14日に取得して読みました。公的機関の資料です。当サイトの家具の記事は、いずれもこの同じ資料に依拠しており、この記事でも系統は増えていません。

読んだのは家電製品の節で、家具の節とは別の場所です。ストラップ式という語が当サイトに出てきたのは、この記事が最初です。ヒートンは、同じ節を読んだ冷蔵庫の記事の本文にも出てきます。テレビ台のほうは、その記事では本文ではなく、この記事の題を引いたリンクの中に出てきます。

出典: 「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック — 地震から命を守る家具転対策」東京消防庁防災部震災対策課(令和6年1月。2026年9月14日に取得)。出典は1系統です。

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