冷蔵庫の地震対策|脚のロックと上部固定の両方が求められる

冷蔵庫の底にはキャスターが付いている。脚のロックと上部固定の両方が求められている

「冷蔵庫 地震 対策」で出てくる検索候補は10件で、これは1回に返る上限の数です。前の記事でテレビを読んだとき、同じ節に冷蔵庫の項目が並んでいるのが見えました。そのまま続けて読みました。東京消防庁のハンドブックです。

底にキャスターが付いている、という前提

節の中で、いちばん手が止まったのはここでした。

冷蔵庫の底には移動用のキャスターが付いているため、地震の揺れで容易に大きく移動することがあります。(東京消防庁「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」)

倒れる前に、動く。冷蔵庫は重いから動かない、という感覚とは逆のことが書かれています。重さではなく、底に何が付いているかの話でした。

キャスターの付いた家具全般についても、同じ冊子に別の節があります。日常的に動かすか動かさないかで対策が分かれるという書き方でした——地震のときの家具の移動防止|キャスター・頻度・床材で変わる

求められているのは、2つ

冷蔵庫の固定脚を引き出してロックするとともに、必ず上部固定も併用しましょう。(同)

脚のロックと、上部の固定。資料は片方で足りるとは書いていません。とともに、併用しましょう、という並べ方です。理由も続けて書かれています。

脚の部分のロックを行うとともに、転倒防止対策を実施する必要があります。(同)

脚のロックが効くのは動くほうで、倒れるほうは別に手が要る、という区切りになります。

上部を留める場所にも、条件が付く

冷蔵庫の背面上部のベルト取付け部分と壁とをベルトで連結すると、効果が高くなります。(同)

壁側にネジ止めをする器具の場合は、壁の強度のある部分で行う必要があります。(同)

ベルトを掛ける先は、壁のどこでもよいわけではありません。テレビのヒートンのときと同じで、壁の強度という条件が先に来ます。

固定とは別に、置き方の話もある

冷蔵庫は、転倒や移動したときに備え、避難の障害にならないように置き方を工夫しましょう。(同)

対策をしたうえで、動いた場合に備える、という順番です。留めれば終わり、とは書かれていませんでした。

読み取れなかったこと

容易に大きく移動する、の「大きく」が何センチなのかは書かれていません。ベルトの太さや強度の目安も、この節には数字がありません。テレビの節には4本以上という数が1つだけありましたが、冷蔵庫の節には数字が出てきません。当サイトも、何センチ動く、とは書きません。

この記事が扱っていないこと

  1. 商品は選びません。器具の名前は資料の分類で、銘柄の話ではありません
  2. 取り付けの手順は書きません。同じ節の頭に、取扱説明書の方法に従うように、と書かれています
  3. テレビのほうは、別に書いています——テレビの地震対策|留める相手はテレビ台と、床か壁の2段になる
  4. 家具の固定は別です——穴を開けずに家具を固定する方法|器具を2つ以上組み合わせる

この情報が、どこから来ているか

出典は1系統です。東京消防庁「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」(令和6年1月)を、2026年9月14日に取得して読みました。公的機関の資料です。当サイトの家具の記事は、いずれもこの同じ資料に依拠しており、この記事でも系統は増えていません。

読んだのは家電製品の節で、家具の節とは別の場所です。冷蔵庫という語は、当サイトではコーヒーの保存を扱った記事にも出てきますが、そちらは保存場所の話です。地震の対策として冷蔵庫を扱うのは、この記事が最初です。

出典: 「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック — 地震から命を守る家具転対策」東京消防庁防災部震災対策課(令和6年1月。2026年9月14日に取得)。出典は1系統です。

訂正