趣味で本を読む人の割合|総務省の調査で31.6%・マンガは36.8%

総務省の令和3年の社会生活基本調査で、1年間に「趣味としての読書(マンガを除く)」をした人は、10歳以上の31.6%でした。「マンガを読む」は36.8%で、読書より高くなっています。

趣味で本を読む人は、どのくらいいるのか。総務省の社会生活基本調査は、趣味・娯楽の種類ごとに、1年間に行った人の割合を出しています。2021年の調査から、マンガは読書と別の項目になりました。今回は、読書とマンガの割合と、文化庁の調査の文字・活字に触れる時間を並べました。

先に: 2つの調査は、年齢も尋ね方も違う

総務省の調査は、10歳以上の約18万人の回答を集計したもので、2020年10月20日から2021年10月19日までの1年間に、自由時間にその活動を行ったかを数えています。行った人が10歳以上人口に占める割合を、行動者率と呼んでいます。この1年間には、新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が2回含まれている、と概要に書かれています。

文化庁の「国語に関する世論調査」は、全国16歳以上の6,000人に郵送で尋ね、3,559人(59.3%)が回答しました。調査の時期は令和6年1月16日から3月13日です。2つの調査の割合を比べることはしません。

総務省: 読書は31.6%、マンガは36.8%

同じ概要の表4-3には、趣味・娯楽の種類ごとの2021年の行動者率が並んでいます。上位の6つは、次のとおりです。表の数は、当サイトが版面を目で見て読み取ったものです。

趣味・娯楽の種類2021年の行動者率
CD・スマートフォンなどによる音楽鑑賞53.5%
映画館以外での映画鑑賞(テレビ・DVD・パソコンなど)52.7%
スマートフォン・家庭用ゲーム機などによるゲーム42.9%
マンガを読む36.8%
趣味としての読書(マンガを除く)31.6%
映画館での映画鑑賞29.8%

表に並ぶ21の種類のうち、マンガを読むは4番目、趣味としての読書は5番目でした。趣味・娯楽を何か1つでも行った人は、86.3%です。

2016年とは比べられない

表には2016年の値も並んでいますが、読書については注があります。

「趣味としての読書(マンガを除く)」は、2016 年は「趣味としての読書」としてマンガを含めて把握しており、マンガを除いている 2021 年は定義の変更があるため比較には注意を要する。

2016年の値(38.7%)はマンガを含めた数で、「マンガを読む」はこの2021年の調査で加わった項目です。この記事では、2016年から増えたか減ったかは書きません。

文化庁: 文字・活字に触れる時間

文化庁の調査は、本・雑誌・漫画に限らず、SNSやインターネット上の記事なども含めて、文字・活字による情報に触れる時間が、以前に比べて減っているか増えているかを尋ねています。

「それほど変わっていない」が 37.3%で最も高く、「増えている」が 35.3%、「減っている」が 26.0%となっている。

同じ調査で、本の読書量が以前に比べて減っていると答えた人は69.1%でした。本の読書量は減ったと答える人が多い一方で、文字・活字に触れる時間まで含めると、減ったと答えた人は26.0%でした。

調査と同じ数え方で、自分の読書を数える

2つの調査が何を数えているかを、自分の読書に当てはめると、確かめることは3つです。

  1. この1年間に、趣味として本を読んだか。マンガは別の項目として数える(総務省)
  2. 1か月に何冊読んでいるか。電子書籍を含み、雑誌や漫画は除く(文化庁)
  3. 文字・活字に触れる時間は、以前より増えたか減ったか。SNSやインターネット上の記事も含める(文化庁)

86.3%・10歳以上・約18万人・16歳以上・6,000人・3,559人・59.3%・37.3%・35.3%・26.0%・69.1%は資料の文に書かれている数です。31.6%・36.8%を含む表の割合は、当サイトが表の版面を目で見て読み取ったもので、種類の数(21)は当サイトが数えました。

読まずに積んでいる本があるとき

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読み取れなかったこと

総務省の調査の「趣味としての読書」に、電子書籍が入るかどうかは、この概要には書かれていません。

趣味としての読書をした人が、1年に何日読んだかも、この概要の結果には出ていません。

この記事が扱っていないこと

  1. 2つの調査の割合を比べることはしません。年齢も尋ね方も違うためです
  2. 1か月に読む本の冊数と、読書量が減った理由は、別の記事にまとめています
  3. 本や読書の道具の製品は比べません

この情報が、どこから来ているか

出典: 総務省統計局ホームページの「令和3年社会生活基本調査」生活時間及び生活行動に関する結果 結果の概要(令和4年8月31日・PDF)と、文化庁ホームページの令和5年度「国語に関する世論調査」の結果の概要(PDF)。いずれも2026年10月11日に取得して読みました。

この記事は、上の資料をもとに、カルットが要約して作成しました。引用の部分は資料の文のままです。