読まない本を図書館に寄贈する条件|横浜市は出版後5年以内を歓迎

横浜市の図書館は、出版後およそ5年以内の図書などを「ぜひ」と歓迎していました。一方で、書き込みや日焼けのある資料は遠慮しています。受け付ける条件は、図書館ごとに違っていました。

積んだまま読まない本を、図書館に寄贈できるのか。横浜市、東京都立図書館、千葉市の図書館は、それぞれ寄贈の頁を出しています。3つの頁には、受け付ける本と受け付けない本が書かれていました。今回はその条件を並べました。

先に: 図書館ごとに条件が違う

3つの頁とも、寄贈された本をどう扱うかは図書館に任せてほしい、という書き方をしています。この記事は、3館の条件を並べるところまでです。寄贈する前に、近くの図書館に確かめる必要があります。

横浜市: 歓迎は3つ、遠慮は2つ

横浜市の頁は、読み終わった本や不要になった本の寄贈を呼びかけています。特に歓迎しているのは次の3つでした。

  1. 出版後およそ5年以内の図書
  2. 予約の多い図書
  3. 子どもたちに人気がある児童書

遠慮しているのは、次の2つです。

壊れ、日焼けや汚れ、書き込み、蔵書印やサインがある資料。

すでに市立図書館で所蔵している百科事典、図鑑、文学全集や美術全集等。

寄贈された本は「リユース文庫」に置かれることもある、とも書かれていました。

東京都立図書館: 処分を目的としたものは受け付けない

都立図書館のガイドラインは、受け付けることができない資料を並べています。その中に、次の行がありました。

処分を目的としたもの、他の図書館等への配布を目的としたもの

受け付けることができる資料は、原則として、一般の流通ルートにのらない入手困難な資料です。官公庁などが発行する調査研究書や、東京に関する資料などが並んでいました。蔵書にしなかった本は、次のように扱うと書かれています。

2及び寄贈申出者の希望により返送した資料以外は、1年を限度に保管し廃棄する。

千葉市: 新しい本は積極的に活用

千葉市の図書館のよくある質問には、こう書かれています。

なお、予約の多い本やこの数年間に発行された小説などの文学書、料理本や旅行ガイドなどの実用書、文庫や新書を含む新しい本は積極的に活用させていただきます。

その前には、状態の悪いものや、発行年度の古い百科事典など内容の古いものは、状態が良くても断る場合がある、とも書かれていました。持って行く前に各図書館へ問い合わせるように、とあります。

3つを並べる

図書館歓迎・活用する本受け付けない・遠慮する本
横浜市出版後およそ5年以内・予約の多い図書・人気の児童書壊れ・日焼け・汚れ・書き込み・蔵書印やサイン/所蔵済みの百科事典など
東京都立図書館入手困難な資料・調査研究書など処分を目的としたもの・すでに蔵書にあるものと同じ資料など
千葉市予約の多い本・この数年の文学書・実用書・文庫や新書を含む新しい本状態の悪いもの・内容の古いもの(断る場合も)

3つ・2つという数は、横浜市の頁の項目を当サイトが数えたものです。

手放す前に、なぜ積んだかを見る

本を手放す前に、なぜ読まずに積んでしまったのかを10問で見分けるツールを置いています。

積読タイプ診断を試す →

読み取れなかったこと

寄贈した本が蔵書になったかどうかを、寄贈した人が知る方法は、3つの頁に書かれていません。都立図書館は、図書館から個別の連絡はしないと書いています。

「出版後およそ5年」を、奥付のどの日付で数えるかも、横浜市の頁には書かれていません。

この記事が扱っていないこと

  1. 古本店での売却や、ほかの手放し方は扱いません
  2. 寄贈した本が受け取ってもらえるかどうかの判断はしません。図書館ごとに決まります
  3. 本の製品や読書の方法は比べません

この情報が、どこから来ているか

出典: 横浜市「図書寄贈のお願い」(最終更新日 2025年12月10日)、東京都立図書館「寄贈申出資料の受付に関するガイドライン」、千葉市図書館ホームページ「寄贈に関すること:よくあるご質問」。いずれも2026年10月7日に取得して読みました。