コーヒーのお湯の温度|業界団体は95度前後・ケトル会社は90〜95度
全日本コーヒー協会の基本原則は95度前後を適温としていました。同じ協会のインスタントコーヒーの頁は約90℃、温度調節ケトルを売る会社の頁は、一般的な温度を90~95℃と書いています。
コーヒーを淹れるお湯は、何度がよいのか。業界団体の全日本コーヒー協会は、おいしいコーヒーを淹れるための基本原則を頁にまとめています。温度の数は1つだけで、しかも温度計を使わない見方で書かれていました。今回は3つの頁の温度の数を並べました。
先に: 基本原則は6つあり、温度はその1つ
協会の基本原則は、次の6つです。
- 新鮮な焙煎豆を使用する
- 器具にあった挽き方をする
- 器具に合わせたコーヒー量を使用する
- 適切な水を使用する
- 清潔な器具を使用する
- 適切な抽出温度と抽出時間を守る
温度は6つめの原則の半分です。同じ原則に抽出時間が並んでいて、温度だけで味が決まるという書き方ではありません。
協会の基本原則: 95度前後
お湯は、沸騰後にポットを火から離し、湯面がぐらぐらしているのが静まった程度(95度前後)が適温です。
数は括弧の中にあり、本文は湯面の様子で書かれています。沸騰させる → 火から離す → 湯面のぐらぐらが静まるのを待つ、という順番です。温度計がなくても、この順番で95度前後に近づける、という書き方でした。
同じ頁の抽出時間の欄には、味の向きも書かれています。
コーヒーに含まれる成分に溶け出しやすいものと溶けにくいものがあることから、抽出時間が短いと「酸っぱくて薄く」なり、長いと「苦くてエグく」なります。
こちらは時間の話で、温度の話ではありません。
同じ協会のインスタントコーヒー: 約90℃
新鮮な水を沸騰させて1度落ち着かせ、約90℃まで冷ましてからカップに注ぐ。
同じ協会でも、インスタントコーヒーの頁は約90℃でした。ここでも、沸騰させてから冷ますという順番は同じです。
ケトル会社の頁: 90~95℃と80℃
温度調節ケトルを売るティファールの頁には、こう書かれています。
たとえば、コーヒーを淹れる一般的な温度は90~95℃ほどですが、高温の場合はコクのある味わいがあり、少し低温の80℃の場合はまろやかになります。
90~95℃は「一般的な温度」、80℃は「まろやか」という味の書き方です。この頁は温度調節ケトルの販売特集で、協会の頁には80℃という数は出てきませんでした。
3つを並べる
| 頁 | 温度 | 書き方 |
|---|---|---|
| 協会 基本原則 | 95度前後 | 適温。湯面のぐらぐらが静まった程度 |
| 協会 インスタントコーヒー | 約90℃ | 沸騰させて1度落ち着かせ、冷ましてから |
| ティファール(販売特集) | 90~95℃ほど/80℃ | 一般的な温度/まろやかになる |
3つ・6つという数は、頁の数と原則の数を当サイトが数えたものです。
次の1杯で変える
味が酸っぱい・苦い・薄いと感じたとき、お湯の温度・挽き目・豆の量・抽出の時間などから、次の1杯で動かすところを1つ出すツールを置いています。お湯の温度は、沸かしたてに近いか、少し冷ましたかで選びます。
読み取れなかったこと
温度をどこで測るか(ポットの中か、注ぐ直前か)は、3つの頁のどれにも書かれていません。協会の基本原則は湯面の様子で書いていて、温度計の使い方はありませんでした。
インスタントコーヒーが約90℃で、基本原則が95度前後である理由も書かれていません。
この記事が扱っていないこと
- 豆の種類や焙煎の度合いごとの温度は扱いません。3つの頁に、その区分はありませんでした
- ケトルや温度計の製品は比べません
- カフェインなど、体への影響は扱いません
この情報が、どこから来ているか
出典: 全日本コーヒー協会「基本原則」と「インスタントコーヒー」、ティファール「温度コントロールケトルのある生活」(温度調節ケトルの販売特集の頁)。いずれも頁に更新日の表記はありません。2026年9月24日に取得して読みました。
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