画面への映り込み|厚労省の解説は画面の傾きを変え輝度比は近い視野で1対3程度

厚生労働省の情報機器作業のガイドラインの解説は、映り込みがある場合は画面の傾きを調整することなどで少なくするよう書き、グレアを防ぐ輝度比を、近い視野で1:3程度としていました。広い視野では1:10程度です。

パソコンの画面に照明や窓が映り込んで見にくいとき、どこから直せばよいのか。厚生労働省の情報機器作業のガイドラインの解説と、快適な職場環境の指針には、映り込みを少なくする方法と、明るさの差の目安が書かれています。確かめ方は、日本人間工学会のガイドラインの1文を並べました。

先に: 厚生労働省の資料は事業者に向けたもの

厚生労働省の情報機器作業のガイドラインと、快適な職場環境の指針は、どちらも事業者に向けた資料です。この記事は、資料に書かれた方法と目安を並べるところまでです。画面の正しい角度は決めません。

厚生労働省の解説: 傾きを変える

厚生労働省のガイドラインの解説は、映り込みがある場合について、こう書いています。

映り込みがある場合には、ディスプレイ画面の傾きを調整することなどにより、映り込みを少なくすることが必要である。

まず画面の傾きを変える、という順番の書き方でした。

輝度比: 近い視野で1:3、広い視野で1:10

同じ解説は、明るさの差の目安を、数で書いていました。近い視野については「一般にグレアを防ぐために、近い視野内での輝度比は 1:3 程度」、広い視野については、頁をまたいだ続きに「視野内の輝度比は 1:10 程度が推奨されている。」とあります。

近い視野では明るさの差を3倍程度まで、広い視野では10倍程度まで、という目安です。

確かめ方: 起動前の画面

映り込みをどこで見るかについては、日本人間工学会のノートパソコンのガイドラインの解説に、次の1文があります。

映り込みや反射の程度は,パソコンを起動させる前の画面を見ることでチェックできますので,まずは起動前の画面を見るようにしてください。

フィルターの書き方

厚生労働省の解説は、フィルターについて、注意も添えています。

その他の映り込みを少なくする方法としては、フィルターを取り付ける等の方法があるが、フィルターの性能によっては、表示文字の鮮明度が低下したり、フィルター自身の表面が反射したりすることがあるため、反射率の低いものを選ぶ等の注意が必要である。

快適な職場環境の指針: 過度な輝度対比

事業者が講ずべき快適な職場環境の形成のための措置に関する指針の視環境の項目にも、同じ向きの文があります。

作業に適した照度を確保するとともに、視野内に過度な輝度対比や不快なグレアが生じないように必要な措置を講ずること。

1:3・1:10は資料に書かれている数です。

机まわりで測る

窓からの光を遮れるか、画面の明るさが周りの明るさと離れすぎていないかを含めた、在宅の机まわりの8つの条件を、定規と時計で1つずつ測るツールを置いています。

在宅デスク環境を確かめる →

読み取れなかったこと

家で輝度比をどう測るかは、3つの資料のどれにも書かれていません。1:3程度・1:10程度という目安だけでした。

映り込みが消えるまで画面の傾きを何度変えればよいかも、書かれていません。

この記事が扱っていないこと

  1. 目の症状や病気は扱いません
  2. フィルターや照明の製品は比べません
  3. 机の明るさ(照度)の数は、別の記事にまとめています

この情報が、どこから来ているか

出典: 厚生労働省ホームページの「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」(令和元年7月12日 基発0712第3号)の解説(PDF)、厚生労働省「事業者が講ずべき快適な職場環境の形成のための措置に関する指針」、日本人間工学会「2010年版 ノートパソコン利用の人間工学ガイドライン」(PDF。リンクは学会のサイトポリシーに従いトップ頁)。いずれも2026年10月7日に取得して読みました。

この記事は、上の資料をもとに、カルットが要約して作成しました。引用の部分は資料の文のままです。