冬に窓から逃げる熱|政府広報は約6割と書き丈の長いカーテンを挙げる
政府広報オンラインの冬の省エネの頁は、暖房をしている時に家の中の熱の約6割が、窓などの開口部から逃げるとしていました。対策として、厚手で丈の長いカーテン、断熱シート・フィルム、二重窓の3つが1文の中に並んでいます。
暖房を入れているのに窓ぎわだけ寒い、という時に何から手を付けるかを知りたくて、政府広報オンラインの「省エネのポイントを部屋別にご紹介! 高くなりがちな冬の光熱費を抑えましょう」を読みました。資源エネルギー庁が取材に協力している頁です。この記事では、リビングの段のうち、窓とカーテンに当たるところを読みます。
約6割は「とされています」
窓の話は、リビングの段の書き出しの2つ目の段落に出てきます。
また、冬の暖房時に、家の中の熱の約6割は窓などの開口部から逃げるとされています。
文末は「とされています」で、この数の元になった資料の名前は、この文には添えられていませんでした。同じ段の1つ前の文(暖房の電力が家庭の電力使用量の約3割という文)には注が付き、資源エネルギー庁の省エネポータルサイトが参考に挙がっています。約6割の文には、その注の印がありません。
「窓など」と書かれているので、ドアなどほかの開口部も含んだ数として読むのが、文に沿った読み方です。窓だけで6割という意味ではありません。
挙がっている対策は3つ
約6割の文のすぐ後に、対策が続きます。
厚手で丈の長いカーテンを使用する、断熱シート・フィルムを貼る、二重窓を設置するなどの対策をし、せっかく暖めた熱を逃がさないようにしましょう。
カーテンには「厚手で」と「丈の長い」の2つの条件が付いていました。ただ、床まで届く長さなのか、窓の下端を何cm越えればよいのかといった目安は書かれていません。断熱シート・フィルムも、どんな種類をどこに貼るかまでは書かれていませんでした。
3つのうちどれから始めるか、賃貸の部屋でどれができるかは、この頁からは分かりません。
昼はカーテンを開ける
暖房器具の省エネのポイントの中にも、カーテンの項目が1つありました。
昼間はカーテンを開けて太陽光を部屋に取り込み、夜は厚手のカーテンで保温効果を高める
閉めるだけでなく、昼は開けて日の光を入れる、という使い分けの書き方です。日の当たらない窓の場合にどうするかは、書かれていません。
同じポイントの中には、ガスファンヒーターを冷気が入りやすい窓の近くに置く、という項目もあります(言い回しは当サイトの要約です)。窓を、熱が逃げる場所としてだけでなく、冷気が入ってくる場所としても扱っていることになります。
同じ段落の最後にある注意
窓の対策の文の後、段落は石油ストーブの換気の注意で終わります。
ただし、石油ストーブを使用するときは、定期的に換気をしてください。
熱を逃がさないようにする話と、換気をする話が、同じ段落に並んでいました。頁は、換気が不十分だと酸素が不足して不完全燃焼となり、一酸化炭素の中毒のおそれがある、と理由を添えています(こちらも要約です)。窓をふさぐ対策をしたあとも、石油ストーブを使う部屋では換気が要る、という順で読めます。
読み取れなかったこと
カーテンや断熱シートで、逃げる熱がどれだけ減るのかは書かれていません。頁が数で示しているのは約6割という逃げる側の割合だけで、対策ごとの効果の量や電気代の差は出てきませんでした。
「厚手」「丈の長い」の具体的な目安(生地の厚さ、長さ)も、この頁からは分かりません。
この記事が扱っていないこと
- エアコンの風向き・運転のしかたは扱いません。前日の記事で読みました(下の関連記事)
- 設定温度の目安、フィルターの掃除、断熱マット、床暖房、こたつの項目は扱いません
- 照明、キッチン、風呂・トイレ・洗面所の段は扱いません
- カーテンや断熱シートの商品は比べません。当サイトは商品を選びません
この情報が、どこから来ているか
引いたのは、頁の「1リビングルームでの省エネ」の書き出しの2段落目と、「暖房器具(エアコン、ガスヒーター、床暖房、こたつ)」の省エネのポイントのうち、カーテンとガスファンヒーターの項目です。引用は頁の文をそのまま写し、数は1文に1つずつ地の文で引きました。項目の一覧は写していません。
この記事は、上の頁をもとにカルットが要約して作成しました。引用の部分は頁の文のままです。
出典: 政府広報オンライン(取材協力: 資源エネルギー庁 文責: 内閣府政府広報室)「省エネのポイントを部屋別にご紹介! 高くなりがちな冬の光熱費を抑えましょう」。2026年10月6日に取得して読みました。