天ぷらを揚げる時のこんろ火災|消防庁は離れる時は火を消すと書く
総務省消防庁の防災・危機管理eカレッジ「1.火災」は、こんろからの出火の例として、てんぷらを揚げている間にその場を離れ、油が過熱して発火する場面を挙げていました。防ぐ手として書かれているのは、離れる時は火を消す、調理油過熱防止装置のついたこんろを使う、こんろの周りに燃えやすいものを置かない、の3つです。
揚げ物の途中で電話や宅配便に出ることは、台所ではよくある場面です。その間に何が起きうるのか、消防庁が何をするように書いているのかを知りたくて、この頁を読みました。頁は動画の教材に添えられた文で、「3.出火原因別防火のポイント」の中に、こんろの段があります。この記事では、そのこんろの段だけを読みます。
こんろからの出火は、全火災のおよそ1割
こんろの段は、件数から始まっていました。令和6年中のこんろからの出火は、2,718件です。
頁はこれを、全火災のおよそ1割と書いています。同じ段の並びでは、タバコ・たき火・放火も、それぞれおよそ1割とされていました。こんろは、主な出火原因の1つとして並んでいます。
離れている間に、油が過熱する
起きる場面は、こう書かれていました。
例えば、てんぷらを揚げているとき、電話が掛かってきたり、不意な来客があってその場をはなれている間に油が過熱して発火することがあります。
例に挙がっているのは、こんろの前を離れることそのものです。油の量や火の強さの話ではありません。電話と来客という、揚げ物と関係のない用事で離れる場面が書かれています。
離れる時は、火を消す
次の文が、その場面への答えになっていました。
てんぷらを揚げるときなど、火を扱うときはその場を離れないようにし、離れるときは必ず火を消します。
離れないようにする、が先にあり、それでも離れる時の手として、火を消すが続きます。「離れない」だけでなく、離れた時の手まで1文に入っている書き方です。てんぷらは例で、「火を扱うときは」と広く書かれていました。
調理油過熱防止装置のついたこんろと、周りの片付け
段の最後は、こんろそのものと、その周りの話でした。
できるだけ、調理油過熱防止装置のついたこんろを使いましょう。こんろの周囲には燃えやすいものを置かず、いつも整理整頓をしましょう。
調理油過熱防止装置は、名前のとおり、調理の油が熱くなりすぎるのを防ぐための装置です。頁の書き方は「できるだけ」で、使わなければならない、とは書かれていません。周りに燃えやすいものを置かない、は、装置の有無に関係なく書かれている手です。
読み取れなかったこと
調理油過熱防止装置が、油が何度になった時に働くのかは、この段には書かれていません。家のこんろに装置が付いているかどうかを、どこを見れば確かめられるのかも、書かれていませんでした。
てんぷら油に火が付いてしまった後にどうするかも、こんろの段からは読めません。頁は、火災が起きた時の行動を別の動画で扱う、と書いています。
この記事が扱っていないこと
- タバコ・たき火・放火・火あそび・ストーブの段は扱いません。同じ「3.出火原因別防火のポイント」の中にあります
- 住宅用火災警報器・消火器・防炎品の段(5.住宅防火対策の推進)は扱いません。消火器は別の記事で読みました(下の関連記事)
- 件数は1文に1つずつ引き、原因ごとの件数の並びは写していません。こんろの機種や製品は比べません。当サイトは商品を選びません
この情報が、どこから来ているか
引いたのは、防災・危機管理eカレッジ「1.火災」の「3.出火原因別防火のポイント」のうち、こんろの段です。件数(2,718件・およそ1割)も同じ段からです。引用は頁の文をそのまま写し、数は1文に1つずつ地の文で引きました。
出典:消防庁ホームページ(防災・危機管理eカレッジ「1.火災」)。2026年10月9日に取得して読みました。
この記事は、上の資料をもとに、カルットが要約して作成しました。引用の部分は資料の文のままです。