テレワークの自宅チェックリストは11項目|地震の備えも入っている

自宅の作業環境を確かめるチェックリストは、4つの区分に11の項目でした。そのうち1つの観点に、地震の備えが入っています。

在宅勤務の部屋は、何を確かめればいいのか。厚生労働省のテレワークのガイドラインには、別紙として、自宅の作業環境を確かめるチェックリストが付いています。このリストは、事業者ではなく労働者本人が使う形で書かれていました。今回は項目の数と並びを数えました。

先に: 誰が使うリストか

別紙の題は「自宅等においてテレワークを行う際の作業環境を確認するためのチェックリスト【労働者用】」です。冒頭に、使い方が2つ書かれています。

このチェックリストは、自宅等においてテレワークを行う際の作業環境について、テレワークを行う労働者本人が確認する際に活用いただくことを目的としています。
確認した結果、すべての項目に☑が付くように、不十分な点があれば事業者と話し合って改善を図るなどにより、適切な環境下でテレワークを行うようにしましょう。

確かめるのは本人、直すときは事業者と話し合う、という分け方です。同じガイドラインの本文には、事務所衛生基準規則などは自宅には一般には適用されないとも書かれています。このリストは、決まりを当てはめる表ではなく、同じくらいの環境になっているかを本人が見る表でした。

4つの区分と11の項目

区分項目の数
1 作業場所やその周辺の状況について4
2 作業環境の明るさや温度等について5
3 休憩等について1
4 その他1

区分の見出しは、別紙の表記のまま写しています(数字の全角と半角が混ざっているのも原文どおりです)。項目の数は、(1)(2)…と番号が振られた問いを当サイトが数えたものです。いちばん多いのは明るさや温度の区分で、5つでした。

作業場所の4つ

1つ目の区分は、作業場所とその周りです。問いは4つでした。

  1. 作業等を行うのに十分な空間が確保されているか。
  2. 無理のない姿勢で作業ができるように、机、椅子や、ディスプレイ、キーボード、マウス等について適切に配置しているか。
  3. 作業中に転倒することがないよう整理整頓されているか。
  4. その他事故を防止するための措置は講じられているか。

4つ目の問いに付いた【観点】に、地震の話が出てきます。

地震の際などに物の落下や家具の転倒が起こらないよう、必要な措置を講じているか。

作業環境のリストの中に、家具の転倒の観点が入っていました。同じ観点には、電気コード、プラグ、コンセント、配電盤が良好な状態にあるか、も並んでいます。

明るさと温度の5つ

2つ目の区分の問いは5つです。明るさ、空気の入れ換え、温湿度、燃焼器具の換気・点検、騒音でした。明るさの問いの【観点】には、次の文があります。

室の照明で不十分な場合は、卓上照明等を用いて適切な明るさにしているか。

温湿度の問いは、何度にするかではなく、調整できるかを尋ねています。

作業に適した温湿度への調整のために、冷房、暖房、通風等の適当な措置を講ずることができるか。

11の項目に、温度や明るさの数字は1つも出てきません。騒音の問いの観点は「テレビ会議等の音声が聞き取れるか。」でした。

休憩と相談先

3つ目の区分は休憩で、水分補給や休憩(トイレを含む)ができる環境かを尋ねる1問です。4つ目の区分も1問で、作業環境に大きな変化があったときや心身の健康に問題を感じたときに相談する窓口や担当者の連絡先を把握しているか、を尋ねています。

いまの机で確かめる

机まわりの条件を1つずつ確認できるツールと、今の部屋を間取りに置いて地震のときに危ない場所を確かめるツールを置いています。

在宅デスク環境を確かめる → 間取り×防災チェックを試す →

読み取れなかったこと

11の項目に優先順位は書かれていません。冒頭は、すべての項目に☑が付くように、と書いているだけです。

十分な空間の広さの数も、このリストにはありません。観点は「作業の際に手足を伸ばせる空間があるか。」など、体を動かせるかどうかで書かれていました。

この記事が扱っていないこと

  1. 自宅が基準を満たすべきだとは書きません。このリストは、本人が確かめて、足りなければ事業者と話し合うための表です
  2. 製品は比べません。卓上照明はリストに名前が出てきますが、どれを選ぶかは書きません
  3. 家具の固定のしかたは、この記事では扱いません。地震の備えは観点の1行として出てくるところまでです

この情報が、どこから来ているか

厚生労働省の「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」(全20ページのPDF)の別紙2(20ページ)を、2026年9月24日に取得して読みました。公的機関の資料です。

数え方を書いておきます。項目は、区分ごとに(1)(2)…と番号が振られ、□の欄が付いた問いを数えました。【観点】の中の「・」の行は項目に数えていません。

出典: 厚生労働省「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」(全20ページのPDF。別紙2は20ページ)。2026年9月24日に取得して読みました。