生の鶏肉を切ったまな板|厚労省は他の食品と調理器具を分けると書く

厚生労働省のQ&Aは、家庭での予防として、食肉は「他の食品と調理器具や容器を分けて処理や保存を行う」と書いています。加熱とは別に、二次汚染を防ぐための工夫として挙げられていました。

鶏肉を切った後のまな板で、そのままサラダの野菜を切ってよいのかは、台所でよく迷うところです。厚生労働省の「カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)」が、生の肉に触れた道具と手について何と書いているかを確かめました。頁の最終改正は令和8年5月27日です。

二次汚染を防ぐための3つ

家庭での予防方法を尋ねる問い(Q8)の答えは、まず中心部までの加熱を挙げ、その後にこう続きます。

また、二次汚染防止のために、(2)食肉は他の食品と調理器具や容器を分けて処理や保存を行う、(3)食肉を取り扱った後は十分に手を洗ってから他の食品を取り扱う、(4)食肉に触れた調理器具等は使用後洗浄・殺菌を行うことが重要です。

分ける対象は、切る時の調理器具だけではありませんでした。(2)には「容器」と「保存」も入っていて、冷蔵庫にしまう時の入れ物も同じ扱いです。

(3)は手、(4)は使い終わった道具の話です。順に読むと、生の肉に触れたものを、他の食品に触れる前に分けるか、洗うか、という組み立てになっています。

新鮮な鶏肉でも同じ扱い

鶏肉を取り扱う際の注意を尋ねる問い(Q7)の答えは、健康な鶏でも腸管内などに食中毒菌を持っている場合がある、と書いたうえで、次の一文を置いています。

「新鮮だから安全」ではありません。

同じ答えは、食鳥処理の技術では食中毒菌を100%除去することは困難だ、とも書いていました。買ってきたばかりの肉でも、まな板と包丁の扱いは変わらないということです。

原因の食品として挙がっていたもの

原因の食品を尋ねる問い(Q4)の答えは、生や加熱不足の鶏肉と並べて、「調理中の取扱い不備による二次汚染等」を挙げています。加熱だけでなく、調理の途中の扱いも原因の一つとして書かれていました。

読み取れなかったこと

「殺菌」を家庭でどう行うか(熱湯をかけるのか、薬剤を使うのか)は、この頁には書かれていませんでした。

まな板を肉用と野菜用で2枚にするのか、1枚で切る順番を工夫するのかも、出てきません。書かれているのは「分けて処理や保存を行う」までで、分け方の具体は頁の外です。手の洗い方(何秒、石けんを使うか)も、この頁には書かれていませんでした。

この記事が扱っていないこと

  1. 症状や受診のことは扱いません。体調に不安がある場合は医療機関に相談してください
  2. まな板・包丁・洗剤の製品は比べません。当サイトは商品を選びません
  3. 加熱の温度と時間は扱いません。鶏肉の加熱の目安で、同じQ&Aの加熱の段を読んでいます

この情報が、どこから来ているか

出典: 厚生労働省ホームページ「カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)」(作成 平成19年3月5日・最終改正 令和8年5月27日)。2026年10月17日に取得して読みました。

この記事は、上の資料をもとに、カルットが要約して作成しました。引用の部分は資料の文のままです。