シャワーを1分短くすると|資源エネ庁の試算は年間の水道とガスの量
資源エネルギー庁の省エネポータルは、45℃の湯を流す時間を1分間短くした場合、年に水道4.38m³の節水と、ガス12.78m³の省エネになると書いていました。円にすると合計約3,210円で、その単価は平成28年度と平成30年度の実績です。
シャワーを1分短くすると、1年でどのくらい変わるのか。資源エネルギー庁の省エネポータルの「風呂・トイレ」の頁には、シャワーの時間を短くした場合の試算が載っています。水道の4.38m³は、1日12リットルを365日続けた量と同じでした(当サイトの計算)。今回は、試算の数と、その円を出した単価の年を並べました。
先に: 試算の条件と、書かれている断り
試算の行は、こう始まります。
シャワーは不必要に流したままにしない。
続く条件は「45℃の湯を流す時間を1分間短縮した場合」です。試算のもとについて、算出根拠の頁はこう書いています。
※掲載データは、一般財団法人省エネルギーセンターの実測値を使用しています。ご使用の機器・居住地域・住宅などにより異なります。
この記事は、頁に書かれている試算の数と条件を並べるところまでです。家で1分短くしたときの量や円は、この試算からは決まりません。
年の量: 水道4.38m³、ガス12.78m³
「風呂・トイレ」の頁の試算を並べます。
| 項目 | 年の量 | 頁に書かれている円 |
|---|---|---|
| 水道 | 4.38m³の節水 | 約1,140円 |
| ガス | 12.78m³の省エネ | 約2,070円 |
| 合計 | — | 約3,210円 |
ほかに、原油換算14.82L、CO₂削減量28.7kgと書かれていました。円はガスのほうが水道より大きく、合計の6割以上がガスの分でした(当サイトの計算)。
1日12リットル: 同じ頁の「意外に多いシャワーのお湯」
同じ頁には、シャワーの量の目安もあります。
シャワーを1分間使うと12Lのお湯が流れます。家族4人が4分ずつシャワーを使うと、浴槽1杯分とほぼ同じになります。
水道の4.38m³は4,380リットルで、365日で割ると12リットルです(当サイトの計算)。試算は、1日に1分・12リットルを1年続けた量と同じ数でした。何人家族かは、試算の行には書かれていません。
円を出した単価: 平成28年度と平成30年度
算出根拠の頁には、円に換える単価が書かれています。ガスは1m³あたり162円で、出どころは平成29年版のガス事業便覧の平成28年度実績でした。水道は1m³あたり260円(水道料金136円・下水道使用料124円)で、出どころは総務省の小売物価統計調査の平成30年度実績をもとにした日本電機工業会の調べでした。単価の欄には、こうあります。
※電気・ガス等の料金単価は、時期や地域により異なります。
4.38m³に260円を掛けると約1,139円、12.78m³に162円を掛けると約2,070円で、頁の円と合いました(当サイトの計算)。家の円は、検針票に書かれている単価で掛け直すことになる書き方でした。
元のデータの年: 2012年版と2015年夏版
算出根拠の頁の冒頭には、試算のもとになった資料が書かれています。
(出典)「省エネ性能カタログ2015年夏版」(資源エネルギー庁)及び「家庭の省エネ大事典2012年版」(一般財団法人省エネルギーセンター)を元に以下の算出根拠に基づき作成。
4.38・12.78・1,140・2,070・3,210・45・12・162・260・136・124は頁に書かれている数で、12×365と円の掛け算は当サイトの計算です。
1分短くする前に確かめる3つ
2つの頁の書き方を、試算を読む順に並べると、確かめることは3つです。
- 試算は、45℃の湯を流す時間を1分間短くした1年の量
- 量はm³で、円は平成28年度と平成30年度の単価を掛けた数
- 家の円は、検針票の単価で掛け直す。単価は時期や地域により異なると書かれている
替える前と後の量を並べる
替える前と後のシャワーの量を、同じ手順で量って並べるツールを置いています。
読み取れなかったこと
何人家族で、1日に何回シャワーを使う家の試算かは、書かれていません。4.38m³は1日12リットルの365日分と同じ数、というところまでが当サイトの読みです。
お湯を電気で沸かす家の試算も、この行には書かれていませんでした。
この記事が扱っていないこと
- 給湯器の種類ごとの違いは扱いません
- シャワーヘッドの製品は比べません
- 家ごとの水道料金やガス料金は計算しません
この情報が、どこから来ているか
出典: 資源エネルギー庁ウェブサイトの省エネポータル「風呂・トイレ」、同「無理のない省エネ節約」(省エネ効果の算出根拠)。いずれも2026年10月9日に取得して読みました。
この記事は、上の資料をもとに、カルットが要約して作成しました。引用の部分は資料の文のままです。