こんろの奥に手を伸ばす時|消費者庁は火に近づきすぎないようにと書く

消費者庁の「高齢者の事故を防ぐために」の頁は、着衣着火の段の最初の項目に「火に近づきすぎない」を挙げ、理由を次の一文で書いています。

手を伸ばしたり、かがんだりすると、意図せず体が火に接近する可能性があります。

鍋をかけたまま奥の調味料を取る、こんろの向こうの壁を拭く、下の棚の物をかがんで出す。台所では、火がついたまま体を動かす場面がいくつもあります。その時に何に気をつけるとよいかを、消費者庁の注意喚起「着衣着火に御用心!」の段で確かめました。

頁が並べる注意のうち、体の動きに当たるもの

頁は、寒くなる季節は鍋料理や暖房で火を扱う機会が増え、空気が乾いて火災が起きやすいと書いたうえで、着衣着火を防ぐための注意を並べています。その中から、火のそばでの体の動きに当たる3つを読みました。

  1. 近づきすぎない: 手を伸ばしたり、かがんだりすると、思わないうちに体が火に寄る(冒頭の引用)
  2. 作業の前に火を消す: 火のそばで何かをする時は、いったん火を止める(次の節)
  3. 火の周りを見る: 風が吹くような場所や、燃えやすい液体が付いた服に注意する(その次の節)

火のそばで作業をする時は、一度消す

頁は「火力の調節とこまめな消火」の項目で、掃除などの作業について次のように書いています。

「ながら掃除」などはせず、火のそばで作業をするときは一度消火しましょう。

煮物を見ながらこんろの周りを拭く、という動きを、頁は「ながら掃除」と呼んでやめるよう勧めています。奥に手を伸ばす用事があるなら、先に火を止めてから、という順番でした。

火の周りの空気と、服に付いたもの

同じ段の「火の周囲にも注意」では、風が吹くような場所では、火が着くと燃え広がりやすいと書かれています。もう1つ、引火しやすい液体などが付いたままの服で火に近づかないように、という注意も並んでいます。

換気扇の下や窓のそばのように風が通る所、掃除で使った液体が袖に付いたままの時は、この項目に当たると読めました。

読み取れなかったこと

火からどのくらい離れれば「近づきすぎない」と言えるのか、距離は頁に書かれていませんでした。「近づきすぎない」「接近する」という言い方だけです。

「引火し易い液体等」が何を指すのかも、頁には並んでいません。手元の洗剤やスプレーがこれに当たるかは、それぞれの取扱説明や注意表示で確かめる必要があります。

この記事の範囲と、続きの確かめ先

  1. やけどをした時の手当てや、体に異常がある場合は、医療機関に相談してください
  2. 同じ段の服装の項目は、袖口の広い服とこんろで読んでいます
  3. 炎の大きさの話は、コンロの火加減で、資源エネルギー庁の頁を読んでいます
  4. こんろの火から離れる時の話は、天ぷらを揚げる時のこんろ火災で読んでいます

この情報が、どこから来ているか

引いたのは、消費者庁の「高齢者の事故を防ぐために」の頁のうち、着衣着火の段の「火に近づきすぎない」「火力の調節とこまめな消火」「火の周囲にも注意」の3項目です。引用は頁の文をそのまま写しました。そのほかは、頁の文を言い換えて書きました。

出典: 消費者庁ウェブサイト「着衣着火に御用心!毎年約100人の方が亡くなっています!」(「高齢者の事故を防ぐために」の頁の着衣着火の段。消費者庁ウェブサイトへのリンクです。2021年11月17日の公表)。2026年11月2日に取得して読みました。

この記事は、上の資料をもとに、カルットが要約して作成しました。引用の部分は資料の文のままです。