国内線の液体に100mlの決まりはあるか|国のQ&Aは行われないと答える

国土交通省のよくある質問は、「国内線でも液体物の制限がありますか?」に、国内線では今回の液体物の制限は行われない、と答えていました。100ml以下の容器と1リットルの袋の決まりは、国際線の決まりです。

国内線に乗るとき、液体は100mlの容器に詰め替えなければいけないのか。国土交通省は、液体物の持込制限について、よくある質問とQ&Aを出しています。どちらも、この決まりを国際線のものとして書いていました。今回は、国内線について国の資料に書かれていることを並べました。

先に: 国内線でも保安検査はある

よくある質問の答えは、こう続きます。

国内線では、今回の液体物の制限は行われません。なお、液体物検査装置による検査など、通常の保安検査は実施されますのでご協力いただきますようお願いいたします。

この記事は、国の資料に書かれていることを並べるところまでです。当日その場で判断するのは、航空会社と保安検査員です。品目の代表例の資料も、冒頭で次のように書いています。

○以下の取扱いに限らず、航空会社の社内規則により厳しく制限されている場合もありますので、危険物となるかどうかその他詳細につきましては、航空会社にご確認ください。

Q&A: 国際線のみが適用

国土交通省のQ&Aには、「今回の新ルールは、国内線には適用されないのですか。」という問いがあります。答えの1つめはこうです。

今回の新ルールは国際民間航空機関(ICAO)が決定した国際的なルールに沿って、国際的に統一された航空保安対策を実施するため日本が導入するもので、国際線のみが適用となります。

2つめは、国内線のことです。

国内線については、引き続き、厳格な航空保安対策を実施したうえ、今までどおり液体物の機内持込を認めていくこととしておりますが、今後とも国内外のテロ情勢を分析し、必要な追加措置を講じるなど、適切に対処していくこととしています。

「今までどおり液体物の機内持込を認めていく」と書く一方で、必要な追加措置を講じる、とも書かれていました。このQ&Aには日付の表記がありません。

国内線でも出てくる数: 化粧品などの量

品目の代表例の資料は、国内線と国際線を分けずに、持込みやお預けができる品目を表にしています。そのうえで、国際線にだけ重なる決まりを、こう書いています。

○代表例に掲載されているもののうち機内持込み手荷物として持込みできるものであっても、液体物であり、国際線の場合、別途液体物制限の対象となります。

表の数そのものは、国内線にもかかっています。化粧品類は一容器あたり0.5ℓ又は0.5㎏以下、1人あたり2ℓ又は2㎏以下で、1人あたりの数は化粧品類・医薬品類・スプレー缶の合計です。くわしくは機内持ち込みの化粧品は何リットルまでかの記事にまとめています。

国際線と国内線を並べる

国際線国内線
100ml以下の容器・1リットル以下の袋対象今回の液体物の制限は行われない(よくある質問)
化粧品類などの量(代表例の表)対象対象(表は国内線と国際線を分けていない)
保安検査ある通常の保安検査は実施される

100ml・1リットル・0.5・2は資料に書かれている数です。

乗る前に確かめる3つ

3つの資料の書き方を、乗る前の順に並べると、確かめることは3つです。

  1. 乗るのが国内線か国際線か。国際線なら、100ml以下の容器と1リットル以下の袋の決まりがかかる
  2. 化粧品類・医薬品類・スプレー缶の量。国内線でも、一容器0.5ℓ・1人あたり2ℓの表がある
  3. 乗る航空会社の決まり。社内規則でもっと厳しく決められている場合がある

国内線か国際線かを選んで確かめる

国内線か国際線かを選び、容器のラベルの数字や袋の縦横を入れると、国の資料の数値と並べて出すツールを置いています。

飛行機の手荷物を、ラベルと定規で確かめる →

読み取れなかったこと

国内線で、水やお茶などの飲み物の量に上限があるかは、3つの資料に書かれていません。代表例の表に出てくる飲み物は、発熱剤付きの加熱式飲料だけでした。

追加措置が、いつ、どんな形で講じられるかも、書かれていません。

この記事が扱っていないこと

  1. 航空会社ごとの決まりは扱いません
  2. 容器や袋の製品は比べません
  3. 預ける荷物(スーツケース)に入れる液体は扱いません

この情報が、どこから来ているか

出典: 国土交通省ウェブサイトの「よくある質問」(平成27年10月1日現在・PDF)、国土交通省「国際線の航空機内への液体物持込制限について(Q&A)」(PDF)、国土交通省「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」(令和8年4月24日更新・PDF)。いずれも2026年10月2日に取得して読みました。

この記事は、上の3つの資料をもとに、カルットが要約して作成しました。引用の部分は資料の文のままです。