機内持ち込みの液体は100mlまでか|国際線の決まりは容器の大きさ

国際線の決まりで100mlとされているのは、中身の量ではなく容器の大きさでした。袋は1リットル以下で、1人1つです。

機内に持ち込める液体は100mlまで、とよく聞きます。国土交通省が出している1枚の資料を読むと、100mlは容器に付いた数で、その容器を入れる袋にも決まりがありました。今回はその書き方を数えました。

先に: この資料は国際線の決まりです

資料の題は「国際線の客室内への液体物持込制限について」です。いつから、何に基づくのかも書かれています。

国際民間航空機関(ICAO)から各締約国に対して通知された「液体物の機内持込制限に関するガイドライン」に基づき、2007年3月1日から国際線に適用されています。

国内線については、この資料は何も書いていません。飛行機はどれも100mlまで、と国内線まで広げて読める文は、この資料にはありませんでした。

先に: 運べるかどうかを決めるのは、この記事ではありません

国土交通省の別の資料(持込みや預けに制限がある品目の代表例)は、冒頭にこう書いています。

代表例に掲載されているもののうち運べるものであっても、安全が確認できず危険物と判断され、運べない場合があります。

代表例に掲載されているもののうち持込できるものであっても、材質、強度、形状等により凶器となり得ると航空会社又は保安検査員が判断したものは持込みできない場合があります。

この記事は、資料に書かれている数と条件を並べるところまでです。当日その場で判断するのは航空会社と保安検査員です。

100mlは「容器」の大きさ

資料には、チェックの印が付いた項目が6つ並んでいます。1つ目がこれです。

すべての液体物は、100ミリ リットル 以下の容器に入れます。
(100ミリ リットル を超える容器に100ミリ リットル 以下の液体物が入っていてもいけません。)

括弧の中の1文が、中身ではなく容器の話であることをはっきりさせています。200mlのボトルに半分だけ残っていても、容器が100mlを超えていれば当てはまらない、という書き方です。対象の「液体物」には、ジェルとエアゾールも含まれると書かれています。

袋は1リットル以下で、1人1つ

2つ目と3つ目は袋の話です。

それらの容器をジッパー付の容量 1リットル 以下の透明プラスチック製の袋に余裕をもって入れます。

旅客 1人 当たりの袋の数は 1つ のみとします。

袋の大きさは、写真の横に数字で書かれていました。縦と横にそれぞれ「20cm以内」、その下に「縦横合計40㌢以内が目安」です。20cmには「以内」、40cmには「目安」が付いていて、言い方が違います。どちらが優先されるのかは書かれていません。

適用除外は3つの名前と「等」

4つ目は、決まりが当てはまらないものです。

医薬品、ベビーミルク/ベビーフード、特別な制限食等については、適用除外です。

名前が挙がっているのは3つで、「等」で終わっています。ただし条件が付いていて、括弧の中に「機内で必要な量に限り適用除外となりますので、検査員まで申告願います。」とあります。医薬品については、処方箋の写し、薬袋、医師の診断書等の提示を求める、とも書かれていました。

預ける荷物には当てはまらない

この決まりは、客室に持ち込む手荷物の話です。

液体物(ジェル及びエアゾールを含む)を手荷物として客室内に持ち込む際の制限であり、受託手荷物には適用されません。

受託手荷物は、注で「航空会社カウンター等で預けるスーツケースなどの手荷物のことをいいます。」と説明されています。預ける荷物に別の決まりがあるかどうかは、この資料の範囲の外です。

残りの2つ

5つ目は検査の受け方で、袋とラップトップコンピューター等の電子機器をバッグから出し、上着類を脱いで別々に見せる、という項目です。6つ目は、保安検査のあとに免税店等で買った酒類等は持ち込める、という項目です。ただし国際線に乗り継ぐ場合は、乗り継ぐ国のルールで持ち込めなくなる場合があるとして、事前に搭乗する航空会社に確認するよう書かれています。

6つ・3つという数は、当サイトが数えた結果です。

いまの荷物で確かめる

国内線か国際線かを選び、ラベルの数字や袋の縦横、モバイルバッテリーの表示を入れると、国の資料の数値と並べて出すツールを置いています。

飛行機の手荷物を、ラベルと定規で確かめる →

読み取れなかったこと

国内線の液体の決まりは、この資料には書かれていません。表題が国際線で、本文も国際線の話です。

袋の20cmと40cmの関係も分かりませんでした。縦20cm以内・横20cm以内なら合計は40cm以内になりますが、「目安」の語が付いているのは40cmのほうだけです。

この資料には、作成日や版の日付は書かれていません。いつの版かは、頁の中からは分かりませんでした(取得は2026年9月24日)。

この記事が扱っていないこと

  1. 航空会社ごとの決まりは扱いません。国の資料に書かれている数だけを並べています
  2. スーツケースの大きさは書きません。この資料は、持ち込む手荷物の大きさを決めていません
  3. 袋の製品は比べません。資料が書いているのは、ジッパー付・容量1リットル以下・透明プラスチック製という条件までです

この情報が、どこから来ているか

出典: 国土交通省「国際線の客室内への液体物持込制限について」(1ページのPDF)。前置きの2文は、国土交通省「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」(令和8年4月24日更新・7ページのPDF)から引きました。いずれも2026年9月24日に取得して読みました。1枚目の資料は文字の取り出しで照合が取れなかったため、頁を画像にして目で読んで写しています。

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