観葉植物、日当たりが悪い部屋でも育つのか
「日当たりが悪くても育つ」という言い方をよく見かけます。ただ、そこには条件があります。
「枯れない」と「よく育つ」は別
NHK出版「趣味の園芸」の、シダ植物の育て方についての記事に、次の記述があります。
「置き場は通年明るい窓辺で、直射日光を避けるためにレースのカーテン越しに。多少暗い場所でも枯れることはありませんが、葉色や生育に影響するので、明るい場所と定期的に置き換えましょう」
読み取れることが3つあります。
- すすめられている置き場所は「明るい窓辺」で、直射日光は避ける(レースのカーテン越し)
- 多少暗い場所でも枯れはしない
- ただし葉色や生育には影響するので、明るい場所と定期的に置き換える
「日当たりが悪くても大丈夫」と「日当たりが悪くてよい」は違う、ということです。暗い場所に置きっぱなしにするのではなく、明るい場所とときどき入れ替えるという運用が前提になっています。
直射日光も避ける
もう一点、明るければ明るいほどよいわけでもありません。すすめられているのは「レースのカーテン越し」で、直射日光は避ける置き方です。窓辺に出したら急に葉が傷んだ、という場合は、明るさが足りないのではなく強すぎることもあります。この「急に移した」ときに起きることは、観葉植物の葉焼けは、置き場所より「移し方」で起きるで扱っています。
この記述はシダ植物についてのもの
ひとつ補足があります。ここで引用した記述は、シダ植物について書かれたものです。観葉植物全般に同じ条件が当てはまるかどうかは、この記事には書かれていません。
そのうえでシダを例に取る理由は、記事が「育てやすくてオシャレ」な植物として紹介しているものだからです。育てやすいとされる植物ですら「明るい窓辺・レース越し・ときどき入れ替え」がすすめられている、という位置づけで読めます。
置き場所は、明るさだけで決まらない
同じ記事では、風通しについても触れられています。エアコンや扇風機の風が直接当たる場所は避けるほうがよいとされていて、こちらは「エアコンの風が直接当たらないように」と書いていたのは、シダ植物の記事だったで紹介しています(この2本は同じ出典記事の、別の箇所を扱っています)。明るさで置き場所を決めたあと、もう一度風の向きを確かめる、という順序になります。
なお、置き場所を変えても元気が戻らない場合は、水のやり方が原因のこともあります。観葉植物が枯れる理由、まず疑いたいのは「水やり」をあわせてご覧ください。
出典: 「今、シダがアツい! 育てやすくてオシャレなシダ植物の魅力」NHK出版「趣味の園芸」(公開日2026年6月24日、監修: 清水学)