観葉植物の冬、水やりで変わるのは「回数」だけではない

冬になると水やりを減らす、というのはよく聞きます。ただ、変わるのは回数だけではありません。

気温10℃が、ひとつの境目

NHK出版「趣味の園芸」の記事に、次の記述があります。

「観葉植物の多くは、気温が10℃を下回ると調子をくずします。冬の間は、冷たい水で株元が冷えないように温度を調節し、ぬるま湯で水やりをしましょう。15~30℃くらいの温度が目安です。」

ここには2つの数字が出てきます。混同しやすいので、分けて読みます。

数字何の温度か
10℃気温。多くの観葉植物がこれを下回ると調子をくずす
15〜30℃水の温度。冬に与える水(ぬるま湯)の目安

冷たい水は「株元を冷やす」

冬の水やりで問題になるのは、水そのものの冷たさです。記事では「冷たい水で株元が冷えないように温度を調節し」とされています。

室内が暖かくても、蛇口から出る水は外気に近い温度になっていることがあります。部屋の温度だけを見て「暖かいから大丈夫」と判断すると、水の側で冷やしてしまうことになります。

15〜30℃は、どのくらいか

「ぬるま湯」と言われても加減が分かりにくいところですが、記事が挙げているのは15〜30℃です。熱いお湯ではありません。上限の30℃でも、触って熱いと感じる温度ではない範囲です。

この記事が答えていないこと

入口として多いのは「冬越し」「保温」「ヒーター」「温室」「ビニール」といった、設備で寒さをしのぐ方法です。ただし、この出典はそれらを扱っていません。書かれているのは水やりと温度の話までです。

観葉植物向けの冬越し設備について、公開日と監修者が明記された記事を探しましたが、見つけられませんでした(「趣味の園芸」の冬越し記事は対象が草花・多肉植物で、観葉植物・室内の鉢植えは対象外と明記されています)。裏づけのない方法をここに書くことはしません。

気温が低いと、対処のしかたも変わる

根腐れが疑われる場合、気温によって対処が変わります——15℃を境に、植え替えるか、活力剤にとどめるかが分かれる、という手順です。観葉植物の根腐れ、気温によって対処法が変わるで紹介しています。

平時の水やりの見分け方(根元を触る、鉢の種類で乾き方が違う)は観葉植物が枯れる理由、まず疑いたいのは「水やり」に、冬は日照も落ちるため、置き場所については観葉植物、日当たりが悪い部屋でも育つのかに書いています。

出典: 「観葉植物の水やり、やりすぎてない?冬はぬるま湯でやさしく水やりを!根腐れへの対処法も解説」NHK出版「趣味の園芸」(公開日2026年2月16日、監修: 佐藤桃子)