電子レンジの地震対策|固定する相手は本体とレンジ台の2つ

電子レンジの節は、3つの家電でいちばん短い。項目は1つだが、留める相手は2つ書かれている

東京消防庁のハンドブックの家電製品の節には、テレビ・冷蔵庫の次に電子レンジの項目が並んでいます。前の2本を読んだ流れで、そのまま3つ目を開きました。読んでみると、3つの中でいちばん短い節でした。

まず、長さを数えた

PDFから機械で取り出した本文で、3つの項目の長さと、行頭の「○」の数を数えました。

数えた範囲は、「●」の見出しの次から、次の「●」の手前までです。図に添えられた説明の文も含み、頁番号は除いています。電子レンジの節は、テレビの6分の1ほどの長さでした。

この数は、版面(レイアウトされた誌面)の並びで数えています。機械で取り出したテキストでは1行が別の節に入っていたためで、その経緯は下に書きました。

一文の中に、固定が2回

その1個しかない項目が、これです。

電子レンジ本体をレンジ台または壁に固定するとともに、レンジ台を床または壁に固定しましょう。(東京消防庁「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」)

固定が2回出てきます。本体をレンジ台か壁へ、そのレンジ台を床か壁へ。留める相手が2つあります。

テレビの節も同じ形でした。テレビをテレビ台へ、テレビ台を床か壁へ。ただしテレビの節には、2つ要る理由まで書かれています——重心が高いため、テレビ台ごと転倒することがある、と。電子レンジの節に、理由は書かれていません。

★ 機械で取り出すと、1行が隣の節に入っていた

取り出したテキストでは、電子レンジの見出しの次に、この1行が置かれていました。

キャスターは必ずロックしましょう。(東京消防庁「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」)

「○」が付いておらず、何に付いているキャスターなのかも書かれていません。当初この記事は、これを電子レンジの節の1行として読み、主語が無いと書いていました。

版面(レイアウトされた誌面)を見ると、この行は電子レンジの節のものではありませんでした。印字21ページの並びはこうなっています——冷蔵庫の節、冷蔵庫の絵、その絵の下にこの1行、そして電子レンジの見出し。この行は冷蔵庫の図の説明で、キャスターは冷蔵庫のものです。

取り出したテキストが、図の説明を次の見出しの後ろに送っていたことになります。道具自身が出力の先頭でこう断っています——段組み・表・図中の文字は順序が入れ替わることがある、と。断りを読んでいても、入れ替わった1行がどれかは、版面を見るまで分かりませんでした。

そのため、上の字数はこの1行を冷蔵庫の側に戻して数え直したものです(電子レンジ 103字→86字、冷蔵庫 322字→339字)。

器具は2つ、数字は0

節に出てくる器具の名前は、ストラップ式とマット式の2つです。図の説明として並んでいます。テレビの節にあったヒートンは、電子レンジの節には出てきません(0件)。

数字も数えました。電子レンジの節に、数字は1つもありません。テレビの節には、ストラップ式の本数として(4本以上)という数が1か所だけありました。

巻末のチェックリストにも、同じことが書いてある

この冊子の終わりには、家電製品のチェックリストが置かれています。その6番目です。

電子レンジをレンジ台などに固定するとともに、レンジ台も固定している。(同)

本文の一文と同じ「本体と台の両方」でした。ついでに、このチェックリストの内訳も数えました。8項目のうち、テレビが2・冷蔵庫が3・電子レンジが1。残る2つは窓ガラスの近くに置かないことと、取扱説明書に従うことです。本文の長さの順と、同じ並びになっています。

自分の家のどれに当たるか

この一文は、電子レンジをレンジ台に載せている場合の書き方です。留める相手が2つあるのは、その台が在るからです。

棚の上や台所の作業台に直接置いている場合は、この節に出てきません。自分の家がどちらなのかで、この一文が当てはまるかどうかが変わります。当サイトは、書かれていないほうを補いません。

置き場所の側から家の中を見たい場合は、間取りの図に家具と家電を置いて、資料の条件に当たる場所を絞る間取り×防災チェックを置いています。

読み取れなかったこと

レンジ台が無い場合の書き方も、この節にはありません。棚の上や台所の作業台に直接置いている場合をどうするかは、出てきません。

器具を選ぶときの条件も書かれていません。テレビの節には、マット式なら取付け面の凹凸、ヒートンなら壁の強度と紐の太さ、という条件が添えられていました。電子レンジの側には、その並びがありません。

この記事が扱っていないこと

  1. 商品は選びません。器具の名前は資料の分類で、銘柄の話ではありません
  2. 取り付けの手順は書きません。この節の前に、家電製品を固定する場合は取扱説明書の方法に従ってください、と資料自身が置いています
  3. テレビは別に書いています——テレビの地震対策|留める相手はテレビ台と、床か壁の2段になる
  4. 冷蔵庫も別に書いています——冷蔵庫の地震対策|脚のロックと上部固定の両方が求められる

この情報が、どこから来ているか

出典は1系統です。東京消防庁「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」(令和6年1月)を、2026年9月15日に取得して読みました。公的機関の資料です。当サイトの家具と家電の記事は、いずれもこの同じ資料に依拠しており、この記事でも系統は増えていません。

読んだのはPDFで、しかも本文を機械で取り出したテキストです。版面(レイアウトされた誌面)そのものを読んだわけではありません。取り出しは2つの抽出器(pdfminer と pypdf)で行い、両方が同じ行として返したものだけを読んでいます。今回は44頁ぶん1,336行すべてが、両方で取れた行でした。字数と件数は、その取り出した本文に対する機械の検索で数えています。読んだ頁は、家電製品の節(21頁)と巻末のチェックリスト(35頁)です。21頁については、取り出したテキストだけでなく版面も確かめました(上の節のとおり、1行の位置が違っていたためです)。

出典: 「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック — 地震から命を守る家具転対策」東京消防庁防災部震災対策課(令和6年1月。2026年9月15日に取得)。PDFから機械的に取り出したテキストであり、版面そのものではありません。出典は1系統です。

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