犬や猫を電車に乗せるときの手回り品きっぷ|改札で荷物を見せてから求める

JR東海の「手回り品」の頁は、犬や猫などの小動物の手回り品料金を1個につき290円とし、乗る駅の改札口などで荷物を見せたうえで、普通手回り品きっぷを求めるよう書いていました。JR九州の頁も、同じ文です。

犬や猫を電車に乗せるとき、きっぷはどこで、どう求めるのか。JR東海とJR九州の「手回り品」の頁と、JR東海の旅客営業規則の手回り品の章には、きっぷの求め方と、料金の数え方が書かれています。今回は、3つの文書を並べました。

先に: 乗せられるかを決めるのは、この記事ではありません

ペットを電車に乗せられるかは、この記事では決めません。JR東海の頁は、混雑している時などのことを、こう書いていました。

他のお客さまにご迷惑をおかけするおそれがある場合や列車が大変混雑している場合などは、持込みをお断りする場合があります。

この記事は、JRの2社の書き方を並べるところまでです。私鉄やバスは会社ごとに違うので、この記事の数は当てはまりません。

きっぷは、改札口などで荷物を見せてから

JR東海の頁は、料金と求め方を続けて書いています。

手回り品料金は、1個につき290円です。ご乗車になる駅の改札口などで荷物をお見せのうえ、普通手回り品きっぷをお求めください。

JR九州の「手回り品」の頁にも、同じ2つの文がありました。先に荷物を見せて、そのうえできっぷを求める、という順番の書き方です。

規則の書き方: 申し出て、承諾を受けて、料金を払う

JR東海の旅客営業規則は、第10章の第309条で、小犬や猫などの小動物を持ち込む時の手順を書いていました。

持込区間・持込日その他持込みに関する必要事項を申し出たうえで、当社の承諾を受け、普通手回り品料金を支払って車内に持ち込むことができる。

料金の数え方は、同じ条の2項です。

普通手回り品料金は、旅客の1回の乗車ごとに、1個について 290 円とする。

続く第310条は、料金を払った人に「普通手回り品切符又はこれに代わる証票を交付する」と書いています。頁の「1個につき290円」は、規則では「1回の乗車ごとに、1個について」でした。

ケースの決まりは、1段だけ

きっぷの前に、ケースの決まりがあります。JR東海の頁は、有料の手回り品を、3辺の合計が「120センチ以内の動物専用のケースにいれたもの」で、「ケースと動物を合わせた重さが10キロ以内のもの」としていました。ケースの入れ方も書いています。

ペットは全身が入るケースに入れてください。抱いたままやバッグに入れた状態ではご利用いただけません。

JR九州の頁は、駅や車内でのことを、こう書いていました。

小動物(ペット等)を持ち込まれる場合は、駅や車内ではケースから出さないようお願いいたします。

ケースの数の話は、同じJRの資料を数えた別の記事で扱っています。

補助犬は、無料のものに

2社の頁は、料金の要らないものの欄に、次の文を置いていました。

身体障害者補助犬法に定める盲導犬、介助犬、聴導犬を使用者本人が随伴する場合。ただし、法に定める表示等を行っている場合に限ります。

手回り品きっぷを求める前に確かめる3つ

3つの文書の書き方を、確かめる順に並べると、確かめることは3つです。

  1. ケースの3辺の合計と、ケースと動物を合わせた重さを測っておく(JR東海・JR九州の頁)
  2. 乗る駅の改札口などで荷物を見せて、普通手回り品きっぷを求める(JR東海・JR九州の頁)
  3. 料金は、1回の乗車ごとに1個290円と読む(JR東海の旅客営業規則)

いまのキャリーで確かめる

乗る会社とキャリーの形を選び、3辺とペットの体重、キャリーの重さを入れると、JRの資料にある数値と並べて出すツールを置いています。手回り品の料金も出します。

ペットを電車に乗せる前に、キャリーを測る →

読み取れなかったこと

乗り換えや途中下車をした時に、きっぷが何枚になるかの例は、3つの文書には書かれていませんでした。規則は「1回の乗車ごとに」と書くところまでです。私鉄と乗り継ぐ場合の扱いも書かれていません。

この記事が扱っていないこと

  1. 私鉄・バス・飛行機の決まりは扱いません
  2. ペット用ケースやリュックの製品は比べません
  3. 移動中のペットの体調は扱いません(心配なことがあれば動物病院に相談してください)

この情報が、どこから来ているか

出典: JR東海「手回り品」(きっぷのルール)と、東海旅客鉄道株式会社旅客営業規則「第 10 章 手回り品」(第309条・第310条・PDF)、JR九州「手回り品」(きっぷのルール)。JR東海の頁は、サイトの決まりに従い、リンクを張らず名前だけにしています。いずれも2026年10月1日に取得して読みました。

この記事は、2026年10月1日に、出典をJR東海とJR九州の頁に差し替えて書き直しました(前の版の出典は、JR東日本のJREメディアの記事でした)。