家庭備蓄は何が足りないか|実践事例4軒とも助言の1文目は量

備蓄の実践事例4軒に付いた監修コメント、1文目は4軒とも「足りない」だった

備蓄の資料は、たいていこうするとよいの側から書かれています。農林水産省の家庭備蓄ポータルには、それとは別によその家の棚の中身に、監修者が一軒ずつコメントを付けた頁が並んでいます。今回読んだのは子育て世帯2軒と高齢者世帯2軒です。

数えたのは「さらによくなるアドバイス!」の13文

各軒のコメントは「ここがいいね!」「さらによくなるアドバイス!」の2つに分かれています。後者だけを取り出して文に区切ると、4軒あわせて13文でした(4文・3文・4文・2文)。監修者は4軒とも同じ人です。

監修:あって良かった!食料の家庭備蓄懇談会委員(一社)防災備蓄収納プランナー協会代表理事 長柴美恵

4軒とも、1文目が量の話だった

13文のうち、各軒の1文目だけを並べます。

4軒とも、最初に出てくるのは足りない物の話です。置き方でも、回し方でもありません。なお横浜のお宅には、量の目安も添えられています。

水の量は1日1人3リットルを目安としてもう少し増やされた方が良いと思います。

この「1日1人3リットル」が何を含む数かは、同じ省の別の頁に注記があります——備蓄の水は1日どのくらい必要か|3リットルが指している範囲

ラベルの指摘は4軒中3軒。残る1軒は、もう貼ってあった

13文を語で分けると、次に多いのがラベルでした。

指摘が無かったのは甲賀のお宅の1軒です。この家だけラベルの話が「ここがいいね!」の側に入っていました。

全ての収納にラベルを貼っているのは圧巻です。

4軒のうち3軒で足りないと言われ、残る1軒では褒められている。13文の中で、同じ語がこう分かれたのはラベルだけです。

棚そのものへの指摘は2文だけ

中身ではなく、入れ物の側に向いた文は13文中2文です。

収納ボックスの転倒防止対策もお勧めします。

この収納の扉が開かない工夫もされてください。

どちらも子育て世帯の2軒で、どちらもマンションのお宅です。高齢者世帯の2軒(いずれも戸建て住宅)には、棚の固定や扉に触れた文がありません。2軒ずつしかないので、住まいの違いによるものかは分かりません。4軒の中ではそう分かれていた、までです。

プロフィール欄で、4軒の値が完全に一致した項目が2つある

各頁の冒頭には、家族構成・備蓄歴・主な収納場所・入れ替え頻度・住まい・普段の食事準備の欄があります。値を横に並べると、4軒で完全に同じだった欄が2つありました。

ばらついた欄はこうです。備蓄歴は2011年・2011年・2013年・2018年、住まいはマンション2軒と戸建て住宅2軒、主な収納場所は収納部屋・仕事部屋とウォークインクローゼット・ダイニングの食器戸棚の下の棚・和室の押入れで、4軒とも違う場所でした。

★ この4軒は、備蓄を教える側の人が多い

プロフィール本文を読むと、4軒のうち3軒は備蓄や防災を仕事・活動にしている人の家です。NPO法人ママプラグのファシリテーターとして防災講座を担当している方、防災備蓄収納マスタープランナー、防災備蓄収納1級プランナーと書かれています。

残る1軒(甲賀)のプロフィールは、こう始まります。

80歳と82歳と犬1匹の夫婦です。

備蓄を準備したのは同居の家族ではなく、娘さんだと書かれています。よその家の実例として読むときに、この偏りは知っておいた方が早いと思いました。入れ替えが4軒とも月1回でそろっているのも、ここと無関係ではないかもしれません——ただし資料はその理由を書いていません。

自分の家のどれに当たるか

  1. 水は人数分あるか。4軒への指摘のうち、最初に出たのは量の話でした
  2. 箱やカゴの外から中身が分かるか。3軒がラベルを勧められています
  3. その棚は、揺れたときに倒れないか・扉が開かないか。13文のうち2文がここを指しています

置き場所そのものを先に決めたい場合は、同じ省の収納の頁を読んでいます——防災備蓄の収納はどこに置くか|5つのチェックは全部が置き場所

読み取れなかったこと

「もう少し」が何グラム、何食分なのかは書かれていません。数が添えられていたのは水の3リットルだけで、主菜副菜の指摘には量の単位がありません。

アレルギーの方がいる世帯・慢性疾患の方がいる世帯の2頁は、今回読んでいません。同じ実践事例の中に在りますが、当サイトは体のことを判断しないため、後日そのまま引く形にできるか確かめてから扱います。

各家の「我が家の備蓄アイテムリスト」は画像で、中身を読めませんでした。頁には、表の詳細は電話で問い合わせるよう書かれています。したがって、何がどれだけ置いてあるかを当サイトは数えていません。数えたのは監修者の文だけです。

この記事が扱っていないこと

  1. 栄養と体のことは判断しません。塩分・ビタミン・ミネラルの語は、資料がそう書いている、までです
  2. 商品は選びません。各家の文中に出てくる銘柄は、当サイトの推奨ではありません
  3. 中身の決め方は別に書いています——防災備蓄の中身は何を揃えるか|世帯構成と住まいで変わる目安

この情報が、どこから来ているか

出典は1系統です。農林水産省 家庭備蓄ポータルの実践事例のうち4頁(子育て世帯2軒・高齢者世帯2軒)を、2026年9月16日に取得して読みました。頁に発行日の表記はありません。監修者の名前は4頁とも同じで、当サイトは同じ監修者の別の頁(防災備蓄収納のチェックポイント)も読んでいます。

文の数は、取得した本文をタグを外したうえで句点で区切って数えています。数えた範囲は、サイト共通のナビゲーションとフッターを除いた本文です。画像の中の文字は含みません。

出典: 農林水産省 家庭備蓄ポータル「要配慮者の方がいる世帯の家庭備蓄実践事例」のうち 子育て世帯(神奈川県横浜市 K.Y様・東京都北区 K.S様)と高齢者世帯(栃木県宇都宮市 O.E様・滋賀県甲賀市 M.A様)の4頁(監修: あって良かった!食料の家庭備蓄懇談会委員/(一社)防災備蓄収納プランナー協会代表理事 長柴美恵。発行日の表記なし。2026年9月16日に取得)。出典は1系統です。