挿し木でどれが増やせるかの一覧は、出典になかった——書いてあったのは「実際に挿してみる」
剪定で切った枝を見て、これは挿せるだろうかと考えることがあります。「挿せる観葉植物の一覧」を探して、見つからなかった話です。
まず、挿し木とは何をすることか
挿し木または挿し芽は、切った枝や芽を土に挿して、植物を増やす方法です。(NHK出版「みんなの趣味の園芸」園芸・ガーデニング作業の基本)
手順も番号付きで並んでいます。最後の1項目だけ引きます。
6.挿し終わったら、たっぷり水を与える。発根するまでは明るい日陰で管理する(同)
探していた一覧は、無かった
どの植物が挿し木でふやせるのか。そこに一覧が来ると思って読み進めた先に、こう書いてありました。
挿し木ができる植物は、あげるときりがないほどたくさんあります。けれども、挿し木ではふやせない植物もあります。挿し木は簡単にできるので、挿し木が可能かどうかを知りたいときは、実際に挿してみるのが、一番よい方法です。(同)
できる植物の名前が並ぶ代わりに、確かめ方が書いてありました。時期についても同じ書き方です。
植物によって発根しやすい時期があるので、もし失敗しても、時期を変えて何回か挿してみましょう。(同)
水に挿すだけの方法にも触れています。
花びんやコップなどに切った枝を挿しておくだけで、発根する植物があります。(同)
入口の言葉と、出典の対象がずれている
ここまで引いたページは、観葉植物のページではありません。樹木と草花を含む園芸作業一般の解説で、手順の例に使われているのはインパチェンスという草花です。観葉植物に限った記述は、このページにはありません。
そこで、同じサイトの植物図鑑からポトスを見ました。こちらは観葉植物です。
:適期は 5月中旬から8月です。2~3節つけて切った茎を、さし木用土(パーライトとバーミキュライトの等量混合など)に、茎の1/2程度までさします。約1か月で発根、発芽します。2か月程度で根が十分に出たら、 鉢植え用の用土で鉢に植えつけます。(NHK出版「みんなの趣味の園芸」植物図鑑 ポトス。執筆: 尾崎 章)
適期は5月中旬から8月。この記事を書いているのは9月7日で、すでに適期の外です。発根まで約1か月、根が十分になるまで2か月程度という数字も、あわせて書かれていました。
読めなかったこと
作業の基本のページは、途中から会員限定でした。「以下をご覧になるには、ログインが必要です。」と表示され、その先は読んでいません。この記事に書いたのは、無料で読める範囲にあったことだけです。
図鑑のほうにも、出典自身の断りがあります。
◆植物図鑑は、原則として作成時の情報に基づいて掲載しています。(同 植物図鑑)
作成年は示されていません。いつの時点の記述なのかは、当サイトからは分かりませんでした。
この記事が扱っていないこと
- 観葉植物の種類ごとの適期は書けません。引いた図鑑はポトス1種で、他の観葉植物に同じ適期が当てはまるとは書かれていません
- 発根促進剤・挿し木用の道具は扱いません。引いた範囲に商品の記述はなく、当サイトも物販で収益を得る側にいます
- 切った枝をいつ切るか(剪定の時期)は別に書いています——観葉植物の剪定、梅雨を避ける理由
- 挿し木のあとの用土は扱いません。室内に置く鉢の土は室内の観葉植物の土は、コバエの出にくさで選べるに分けています
この情報が、どこから来ているか
出典は1つの運営元です。NHK出版「みんなの趣味の園芸」の2ページ——園芸作業の基本と、植物図鑑のポトス——を読みました。運営元が異なる情報源で同じ内容を確認してはいません。
引用は、取得したページの本文と機械で照合しています。図鑑の引用に不揃いな空白と行頭の記号が残っているのは、取得した本文をそのまま写しているためです。読みやすさのために詰めると、原文と一致しなくなります。
出典: NHK出版「みんなの趣味の園芸」園芸・ガーデニング作業の基本「挿し木(挿し芽)で植物を増やす方法」(ページの途中から会員限定。読んだのは無料部分まで)/ 同 植物図鑑「ポトスの育て方・栽培方法」(執筆: 尾崎 章)。いずれも同一の運営元による記述で、出典は1系統です。