窓際の家具は地震で何が起きるか|危険になる2つの理由を読む

窓際の家具、地震で危険になる2つの理由

窓際は、家具の重さや高さによって、他の場所とは違う種類のリスクがあります。

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ガラスへの衝突と、外への落下

東京消防庁の資料「地震から命を守る家具転対策」(2024年1月発行)には、こう書かれています。

「地震時には家具類が窓ガラスに衝突し、割れる危険性があります」
「窓際には、重量物や転倒・落下・移動しやすい物を置かないようにします」

窓際に家具を置く場合のリスクは、大きく2つに分けられます。1つは、家具が倒れて窓ガラスにぶつかり、ガラスを割ってしまうこと。もう1つは、窓の外に物が落下し、通行人などに危害が及ぶことです。他の3条件が主に室内でのけがを対象にしているのに対し、窓際は外への影響もあわせて考える必要がある条件です。

確認したいポイント

窓のそばに置いている家具の高さと重さを確認してみてください。背の高い家具ほど倒れてガラスに届きやすく、上に物を置いている場合はその物が窓の外に落下する可能性があります。マンションなど高い階では、外への落下は階下への影響も大きくなります。

資料はもう1つ、避難経路としての窓に触れている

いま見た2つは、窓際の家具が倒れたときに何が起きるかの話です。資料は同じ段落で、それとは別の観点をもう1つ書いています。

窓などの開口部は、避難経路として活用できる場合もあるので、窓際に背の高い家具を配置することは避けるようにします。

窓が出口になりうる、という観点です。ガラスが割れるか、外へ落ちるか、という被害の種類ではなく、ふさいでしまうと逃げ道が1つ減る、という理由づけでした。資料がここで名指ししているのは「背の高い家具」です。

巻末のチェックリストで、窓に触れている項目は1つ

同じ資料の巻末(35〜37ページ)に「家庭内の転倒・落下・移動防止チェックリスト」が置かれています。項目は27で、窓が出てくるのはそのうち1つ(7番)でした。

窓ガラスの近くに、大型の家電製品や家具を置いていない。

この項目は、先に「大型の家電製品」を挙げ、そのあとに「家具」を並べています。本文で扱ってきたのは窓際の家具でしたが、チェックリストでは家電と家具が同じ1項目に入る書き方でした。

ほかの26項目に、窓は出てきません。27・1つという数は、当サイトが35〜37ページの項目を数えた結果です。資料の側に「27項目」という数字は書かれていません。

なお、同じ資料にはオフィス向けの確認表も別に置かれていて、そちらにも窓の項目が1つあります(「ガラス窓の前に倒れやすいものを置いていない。」)。家庭向けは「窓ガラス」、オフィス向けは「ガラス窓」と語順が違い、置かないものも、家庭向けは大型の家電製品や家具、オフィス向けは倒れやすいものと書き分けられています。

この記事が扱っていないこと

  1. 器具の選び方は書きません。資料は器具の種類ごとに取り付け方を載せていますが、この記事は窓際という場所の話だけを扱っています
  2. 賃貸で穴を開けてよいかは判断しません。契約や原状回復の話は資料に書かれておらず、当サイトも書きません
  3. 窓ガラスそのものの対策は数えていません。この記事で拾ったのは、窓際に「置く物」に関する記述だけです

あわせて確認したいこと

窓際は、4条件のうちの1つです。残りの条件(重心・出入口・寝る場所)は地震に備えた家具の配置|危険になりやすい場所は4つの条件で、寝る場所・座る場所については寝る場所のそばの家具の配置|地震のときに避けにくいと書かれるで解説しています。

自分の家で確かめるなら、間取りに家具(6種)を置くと、地震で危なくなりやすい場所が4つの条件で分かります。

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この情報が、どこから来ているか

出典: 「地震から命を守る家具転対策」東京消防庁防災部震災対策課(発行2024年1月)。PDF(全44ページ)(東京消防庁ホームページ)を2026年9月20日に取得して読みました。

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