弱った鉢植えに、肥料は足さない

元気がないのを見ると、栄養が足りていないのではないかと考えて、肥料を足したくなります。ただ、弱っている株に対しては、それは勧められていません。

「肥料焼け」という現象

NHK出版「趣味の園芸」の記事では、肥料の与えすぎで起きることがこう説明されています。

「肥料焼けとは、土壌中の肥料成分の濃度が上がりすぎて、根が水分や養分を吸収できなくなり、葉が茶色く変色したり、枯れたりする現象です。」

足りないから足す、ではなく、濃くなりすぎると根が吸えなくなる、という向きの話です。結果として出るのは「葉が茶色く変色する」「枯れる」——弱った時に見える症状と同じ形をしています。

夏は高温と強い日ざしで土が乾きやすく、そのぶん土の中の肥料成分の濃度が上がるため、肥料焼けのリスクが高まる、とも書かれています。

弱っているときに与えるのは、肥料ではない

同じ記事には、弱った株への対応がこう書かれています。

「弱った植物には、活力剤やバイオスティミュラント資材を与えると、回復をサポートできます。」

肥料と活力剤は別のものとして扱われています。この区別は、観葉植物の根腐れ、気温によって対処法が変わるで紹介した内容とも重なります。気温が低くて植え替えができない時期に、水の代わりに活力剤を規定の濃度で薄めて与える、という手順でした。

「弱っている → 栄養を足す」ではなく、「弱っている → まず負担を減らし、回復を待つ」という順序になっています。

この記事が指しているのは、鉢植え全般

ひとつ補足があります。この出典記事は、夏の鉢植え全般の施肥について書かれたもので、観葉植物に限定した記述ではありません。観葉植物についてどうか、室内ではどうかは、この記事には書かれていません。

そのうえで、買ってきたばかりの株についても、買ってきたばかりの観葉植物、最初の2週間は植え替えないで紹介したとおり「最初の2週間は肥料を与えない」とされています。こちらは観葉植物の記事です。弱っているとき、環境が変わった直後——どちらも、肥料を足す場面ではないという扱いになっています。

出典: 「夏の肥料は与えすぎに注意!『薄め、控えめ』が基本」NHK出版「趣味の園芸」(公開日2026年8月15日、監修: 落合英司)

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出典は、弱った植物には「活力剤やバイオスティミュラント資材を与えると、回復をサポートできます」としています。活力剤を探す →