運動を増やせない理由、15項目のうち数値を確かめられたのは8つだった
運動が続かない理由を、国が3万人規模で聞いた調査があります。表には15項目が並んでいました。そのうち、数値を機械で確かめられたのは8項目です。残りをなぜ書かないのかも、この記事に書きます。
まず、調査の規模
Q25.1年前と比べて運動・スポーツを実施する頻度が減ったまたはこれ以上増やせない(増やさない)理由/減ったまたはこれ以上増やせない(増やさない)理由(スポーツ庁 令和7年度 世論調査 別紙 PDF 18ページ)
n=30,803(同)
(すべての理由を複数回答)(同)
複数回答です。割合を足しても100にはなりません。閉じ括弧が半角なのは、原文の表記のままです。
上位3つは、調査自身が文で並べている
運動・スポーツの阻害要因として「仕事が忙しいから」「面倒くさいから」「体力が衰えたから」と続く。(同)
この順序は当サイトが表から並べ直したものではなく、調査の本文にある文です。前年度との比較についても一文あります。
また、これ以上増やせない(増やさない)理由についても、前年度の割合と比較すると、概ね減少傾向となっている。(同)
数値を書ける8項目
- 面倒くさいから 22.8
- お金に余裕がないから 8
- 運動・スポーツが嫌いだから 7.6
- 病気やけがをしているから 6.6
- 十分に実施しているから 5.1
- 場所や施設がないから 4.4
- 仲間がいないから 3.9
- 指導者がいないから 0.9
単位は%です。「十分に実施しているから」が5.1で入っているのが、この表の読みどころだと思いました。増やさない理由の一覧に、足りているという回答が並んでいます。
数値を書かない7項目と、その理由
残りは、仕事が忙しいから/体力が衰えたから/家事が忙しいから/生活や仕事で体を動かしているから/育児が忙しいから/運動・スポーツ以上に大切なことがあるから/介護が忙しいから、の7つです。
PDFから取り出したテキストで、この7つはラベルと数値が別の行に落ちます。行の並びだけを見れば、先頭の項目に26.5という数字が続いているように読めます。しかし同じ抽出の末尾には32.6、26.3、19.2が続いていて、これは男女別の列です。
1つずれても、日本語としては自然に読めてしまいます。だから当サイトは、ラベルと数値が同じ行に出たものだけを数値つきで載せ、それ以外は項目名だけを書いています。知りたい数字ほど、こちら側で確かめられていないことがあります。
全体の実施率も出ています
〇20歳以上の週1日以上のスポーツ実施率は、51.7%となり、令和4年以降ほぼ横ばいで、平成29年と比較しても同程度となっている。(スポーツ庁 令和7年度 世論調査 報道発表)
この記事が扱っていないこと
- どうすれば続くかは書きません。この調査は理由を数えたもので、対処を示した資料ではありません
- 種目・回数・強度は書きません。体を動かすことについて、当サイトは指示を出しません
- 年度をまたいだ比較はしません。この調査は年度によって設問の分け方が変わることがあり、単純に並べられません
- 体調に不安がある場合の判断は書きません。医療機関にご相談ください
この情報が、どこから来ているか
出典は1系統です。スポーツ庁の同じ調査の、別紙(PDF)と報道発表ページ(HTML)を読みました。
PDFは本文を機械で取り出したテキストで、版面そのものではありません。取り出しは2つの独立した抽出器で行い、両方が一字一句同じ行として返したものだけを引用しています。引用の中の空白は、取り出したままにしてあります。詰めると原文と一致しなくなるためです。
出典: スポーツ庁「令和7年度 スポーツの実施状況等に関する世論調査」別紙 結果の概要(PDF 18ページ)および同 報道発表ページ。PDFから機械的に取り出したテキストであり、版面そのものではありません。引用は2つの抽出器の出力が一致した行に限っています。